技術的負債を抱えたレガシーコードをどうリファクタリングする?/AWS、生成AIへのプロンプトで業務アプリ開発/アプリ実行時に生成AIがUIを動的生成ほか。2024年7月の人気記事
8月に入り、全国で暑い日々が続いています。僕の家は構造的に寝室にエアコンを取り付けにくい(不可能ではないのですが)ので、昨年まで寝るときは扇風機で暑さをなんとかしていました。
しかし今年はエアコンを導入すべく検討した結果、寝室の向かいの部屋にエアコンを取り付け、両方の部屋のドアを開けたままにしてサーキュレーターで隣室のエアコンの冷風を寝室まで届けることにしました。
これが思いのほかうまく行って寝室の温度は適度に下がり、エアコンの音はほとんど聞こえず静かなまま、冷風が直接肌に当たることもなく、快適に夜を過ごせるようになりました。
さて、2024年7月の人気記事を紹介していきましょう。
1位から3位
1位 技術的負債を抱えたレガシーコード。変なメソッド名と入り組んだロジック、リファクタリングするならどちらが先?(前編)
2位 AWS、開発スキルがなくても生成AIへのプロンプトで業務アプリが作れる「AWS App Studio」プレビュー公開
3位 Google、アプリ実行時に生成AIが適切なUIを構成し動的生成する「AI Generated UI」発表
1位は名古屋大学森崎研究室の研究発表を記事にしたものです。技術的負債をどのように解決していくべきか、重要なヒントがアカデミアの側面から示されたとして、非常に大きな読者の反応がありました。今後もこの分野は注目していきたいと思います。
2位と3位は、AWSとGoogleがアプリケーションの開発に生成AIを用いた新しいサービスの発表です。それぞれのアプローチに両社の特徴が表れているようですね。
4位から6位
4位 生成AIに疑似コードで指示すると自然言語よりも効率的にプログラムが生成できるというアイデアから生まれた、生成AI用の疑似言語「SudoLang」
5位 IT系上場企業の平均年収を業種別にみてみた 2024年版[後編] ~ パッケージソフトウェア系、SI/システム開発系、クラウド/キャリア系企業
6位 技術的負債を抱えたレガシーコード。変なメソッド名と入り組んだロジック、リファクタリングするならどちらが先?(後編)
4位も、生成AIをどのように活用して効率的にアプリケーション開発に活かすかに関する新しいアプローチの提案といえます。現在はこうしたさまざまなアプローチが提案され模索されていく時期なのでしょう。
5位は毎年公開しているIT系上場企業の平均年収の記事。今年も注目される記事となりました。
7位から10位
7位 IT系上場企業の平均年収を業種別にみてみた 2024年版[前編] ~ ネットベンチャー、ゲーム、メディア系
8位 GitLabが身売り先を探しているとの報道、Datadogが買収に興味と。CEOは骨肉腫の再治療へ
9位 [注意喚起]ブラウザ互換ライブラリ「Polyfill.io」がドメイン名ごと中国企業に売却、CloudflareとFastlyが代替となる配信を開始
10位 MySQL 9.0登場。 JavaScriptストアドプログラムが利用可能に、ベクトル型もサポート
9位のPolifill.ioの記事は3月に公開された記事です。残念なことではありますが、この注意喚起で心配されていた事柄が実際に7月に起きてしまったために、7月のランキングに浮上してきました。
8月は13日、14日頃に夏休みをいただいて更新をお休みしようかなと考えています。読者の皆様もよい夏休みをお過ごしくださいませ。とはいえ今月も頑張って更新していきますので、ご愛読のほどよろしくおねがいします。
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