AWS、開発スキルがなくても生成AIへのプロンプトで業務アプリが作れる「AWS App Studio」プレビュー公開
Amazon Web Services(AWS)は、生成AIに自然言語で作りたい業務アプリを説明すると、自動的に業務アプリの開発が行われる新サービス「AWS App Studio」をプレビュー公開しました。
![fig](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv11.png)
AWS App Studioはソフトウェア開発のスキルがなくとも、業務アプリケーションを数分で開発できるとしています。
生成AIにアプリを説明、要件や機能が自動生成
下記がAWSが公開しているデモ動画の画面キャプチャです。
トップページ。真ん中の黄色い枠に囲まれた「CREATE NEW APP」をクリックすると、新規アプリケーションの開発が始まります。
![AWS App Studioによる開発fig1](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv01.png)
アプリケーションの名前を設定し、生成AIによる開発を選択。
![AWS App Studioによる開発fig2](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv02.png)
データソースを設定。データソースとしてAmazon Aurora、Amazon DynamoDB、Amazon S3、Salesforce、OpenAPIなどに接続可能なコネクタが用意されています。
![AWS App Studioによる開発fig3](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv03.png)
すると、生成AIとの対話画面となります。左側が、作りたい業務アプリケーションの内容をプロンプトとして入力する画面で、右側はサンプルプロンプトが数種類並んでいます。
![AWS App Studioによる開発fig4](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv04.png)
左側のペインに、作りたい業務アプリケーションの内容を説明するプロンプトを入力します。
![AWS App Studioによる開発fig5](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv05.png)
入力されたプロンプトを元に、生成AIがアプリケーションのユースケース、操作の流れ、主要な機能などを箇条書きで出力します。
![AWS App Studioによる開発fig6](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv06.png)
![AWS App Studioによる開発fig7](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv07.png)
内容を確認して問題なければ、アプリケーションの生成を開始。
生成されたアプリケーションの画面設計、ビジネスロジックのフローなどを確認します。ビジネスロジックはAPIコールやAWS Lambdaなどによる拡張も可能とのこと。
![AWS App Studioによる開発fig8](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv08.png)
![AWS App Studioによる開発fig9](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv09.png)
プレビューで動作を確認することもできます。
![AWS App Studioによる開発fig10](http://www.publickey1.jp/2024/aws-app-studio-pv10.png)
「Publish」機能により、テスト環境もしくは本番環境にアプリをデプロイできます。
AWS App Studioの利用料は無料
AWS App Studioの利用料金は無料で、料金は開発されたアプリケーションの使用時間に対して発生するとのことです。
GitHubは、生成AIに説明することでアプリケーションの開発が行えるGitHub Workspaceのテクニカルプレビューを4月に開始しています。
AWS App Studioは、このGitHub Workspaceの競合に位置づけられるでしょう。
参考:GitHub、「Copilot Workspace」テクニカルプレビューを開始。ほとんど全ての開発工程をAIで自動化
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