Oracle JDKが再び無料に/AWS東京リージョンの大規模障害、原因は/日本のPCの搭載メモリは他国と比べて少ないのか? ほか、2021年9月の人気記事
仕事用のノートPCを新しくしました。今度のノートPCもWindowsマシンで、3840 x 2400ピクセルのいわゆる高DPIのディスプレイを搭載しています。初めて所有する高DPIディスプレイです。
ただしこのままでは文字が小さすぎて読めないので、200%に拡大する設定で1920 x 1200ピクセル相当として使っています。しかしこうして見ると、いままでの1920 x 1200ピクセルのディスプレイを100%で使うのとは見え方が違うんですね。
具体的には、小さめのフォントはより細く見えるのです。いままでは1ドット以下の細さが表現できずに1ドット以下でも1ドットの太さで表示されていた線が、ディスプレイのドットが細かくなって、より精密に表現できるようになったからでしょう。
そこで気づいたのが、Publickeyの右側のグレーの領域の文字の細さです。ここは本文より一回り小さめのフォントに設定していて、1920 x 1200ピクセルのディスプレイでは問題ないと思っていたのですが、3840 x 2400ピクセルのディスプレイで見ると、ちょっと細くて見にくいのではないかと思うようになりました。
というわけで、たぶん読者の方の何割かも高DPIのモニタで見ている人がいることを考えると、少し文字の大きさなどを見直した方がいいかなあと思っているところです。その前に、念のためMacのRetinaディスプレイでも確認した方が良さそうですね。Macは持っていないので、そろそろ発表されると噂される新M1チップ搭載のMacBook Proが出たら買って、チェックしてみようかなと思っています。
珍しく前置きが長くなってしまいましたが、2021年9月の人気記事を紹介していきましょう。
2021年9月の人気記事トップ10
1位 オラクル、Oracle JDKを再び無料提供へ、本番環境でも利用可。昨日リリースのJava 17から
2位 9月2日木曜日に発生したAWS東京リージョンの大規模障害、原因はネットワークデバイスの新プロトコル処理に潜在的なバグがあったこと。AWSが報告書を公開
3位 日本のPCの搭載メモリは他国と比べて少ないのか? Chrome開発チームのグローバル調査で分かる、各国のパソコンやスマホ事情
1位になったのはオラクルがOracle JDKを再び無料にすることを発表した、という記事。2018年にOracle JDKの商用利用が有料化されて3年での方針転換は多くの読者にインパクトを与えたようです。
3位に入ったのが、Chrome開発チームのグローバル調査による国別のPCのメモリ容量やプロセッサコア数の状況を解説した記事。他国と比べた結果が気になった読者は多いとは思っていましたが、まさか9月30日に出した記事がわずか1日でこの順位に飛び込んできたのは驚きでした。
4位 Docker Desktopが有料化へ、ただし250人未満かつ年間売り上げ1000万ドル(約11億円)未満の組織や個人やオープンソースプロジェクトでは引き続き無料で利用可能
5位 「JupyterLab」のデスクトップアプリ「JupyterLab App」がリリース。Pythonなどに対応した統合開発環境
6位 ITフリーランスを対象とした国の労災保険「特別加入制度」が今日からスタート。フリーランスでも通勤や仕事によるケガ、病気、障害、死亡など補償
7位 Docker Desktop for Linuxを開発中とDocker社が表明。有料化の発表が好評だったとして機能強化など加速
8位 3年ぶりの長期サポート版となる「Java 17」正式版がリリース。M1 Macのサポート、Sealed Classの追加など
9位 結果報告:Publickey読者調査2021。読者の中心は40代のITエンジニア。JavaScriptやLinuxやAWSに仕事で関わり、RustやPotgreSQLに興味
10位 Google、訂正不可能なメモリエラーによるクラッシュを回避する「Memory Poisoning Recovery」をGoogle Cloudで提供へ
2021年9月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。Google Analyticsによると、2021年9月のページビューは43万821、ユニークユーザーは22万4039でした。
さて、冒頭で紹介した新しいPCとは、実は8月に掲載した記事「半導体不足の影響か、発注したばかりのThinkPadの納期は来年1月に……」で、来年1月が納期とされていたThinkPadなのでした。結局納期が早まって、9月下旬に届きました。年内に届いてよかったです。
新しいPCで今月も頑張って記事を届けたいと思います。引き続きご愛読のほど、よろしくおねがいします。
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