Java/Scalaの最新版Webアプリケーションフレームワーク「Play Framework 3.0」正式リリース。Akkaに代わりApache Pekkoを採用
Play Framework開発チームは、JavaとScalaに対応したWebアプリケーションフレームワークの最新版となる「Play Framework 3.0」の正式リリースを発表しました。
Houston, Play developers here. The eagle has landed!
— Play Framework (@playframework) November 6, 2023
Play 2.9 (https://t.co/ars6Le2VUw) and 3.0 (https://t.co/Eus82EOS9c) are available now!
To everyone out there helping and sponsoring: You are the best! THANK YOU SO MUCH!
Play Framework 3.0の最大の変更点は、それまでPlay Frameworkで使われていた、Actor Modelによる並列処理や分散処理、耐障害性やスケーラビリティを提供していたフレームワークであるLightbend社の「Akka」が昨年(2022年)9月からオープンソースではなくなったため、Akkaからフォークした「Apache Pekko」に切り替えた点です。
またPlay Frameworkの開発体制も、それまで主導的な役割を果たしていたLightbend社から完全にコミュニティ主導に変更されました。
Play Frameworkが今回バージョン3.0となったのは、このAkkaからApache Pekkoへの切り替えを示すのが主目的であり、前バージョンの2.9と3.0は機能もバグも同じです。つまり、今後は両バージョンが並行してメンテナンスを受け、同一の機能拡張やバグ修正を得ることになります。
対応するJavaとScalaのバージョンも2.9と同様で、最新のJava LTSバージョン(Java 21)とScala 3が引き続きサポートされます。
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