無料で読めるITまんが/HashiCorp、全製品のライセンスを商用利用制限に/AWS、IPv4アドレスの使用に課金。2023年8月の人気記事
私の夏の服装は半袖のTシャツかポロシャツがほとんどです。近所に買い物などに行くのならTシャツ、電車に乗って誰かにあいにくのならポロシャツが多いパターンですね。
今年は夏がなかなか終わらないそうなので、まだこの輻輳のパターンが続きそうです。
さて、9月になりましたので先月の人気記事を紹介していきましょう。
1位から3位
2位 HashiCorp、全製品のライセンスを商用利用に制限があるBSLライセンスに変更すると発表
3位 AWS、IPv4アドレスの使用に課金、1時間当たり0.005ドル。2024年2月1日から
1位になったのは毎年恒例の夏休み企画、無料で読めるITまんがです。今年もAWSの新作まんがなど、読み応えのあるまんがが追加されています。
2位はHashiCorpのライセンス変更の話。HashiCorpだけでなく、最近ではRed HatやElasticなど、製品のソースコードをオープンソースとして公開してビジネスをしてきた企業が、その姿勢を転換してきています。これは1つのトレンドと見て間違いなさそうです。
4位から6位
4位 Pythonがグローバルインタプリタロックの解消へ、マルチスレッド処理の高速化実現
5位 「NativePHP」、PHPでデスクトップアプリを開発できるフレームワークが登場
6位 AWS、LinuxからAmazon S3をファイルシステムとしてマウントし利用できる「Mountpoint for Amazon S3」正式公開
Pythonがグローバルインタプリタロックを解消方向で開発を進めることを紹介した記事が4位でした。Pythonは過去にメジャーバージョンアップ時に互換性を捨てたことでコミュニティが混乱した時期がありました。それを教訓として、非常に慎重に開発を進めることが示されています。
7位から10位
7位 経済産業省、「ソフトウェア管理に向けたSBOM(Software Bill of Materials)の導入に関する手引」公開。環境構築、SBOM作成、運用管理など解説
8位 SQLite、複数クライアントからの同時書き込みを可能にする「BEGIN CONCURRENT」文を実装へ
9位 米ガートナー「先進テクノロジーのハイプサイクル2023年」を発表。GitOpsは黎明期、生成的AIとクラウドネイティブは過度な期待のピーク
10位 マイクロソフト、Webアプリテストの自動化サービス「Microsoft Playwright Testing」プレビューを開始
経産省がSBOMの手引きを公開した記事が注目されています。日本でも今後、SBOMの導入が進みそうですね。
2023年8月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。Simple Analyticsによると、2023年8月のページビューは37万4208、ビジターは28万6489でした。
先日の記事「Publickeyが関連記事の動的生成をPHPとJavaScriptとMovableTypeで実装した方法とは?」で紹介したように、今月から記事の末尾に私自身が実装した関連記事生成プログラムによる「あわせてご覧ください」が表示されています。
自分で作ったプログラムが本番環境でちゃんと動いているのを見るのは、なかなか嬉しいものです。どんなアルゴリズムで関連記事を選んでいるのかも上記の記事で紹介しているので、「なるほど」と思いながら見ていただけると幸いです。
9月も頑張って記事を更新していきますので、引き続きご愛読のほど、よろしくおねがいします。
あわせて読みたい
JavaScriptツールチェインの統一を目指した「Rome」のコアチームによる公式フォーク「Biome」が開始
≪前の記事
Publickeyが関連記事の動的生成をPHPとJavaScriptとMovableTypeで実装した方法とは?