ITエンジニア本大賞2023/IDEにChatGPTを統合してコードと対話/PublickeyのIT業界予想2023、ほか。2023年1月の人気記事
気がつくと今月末でPublickeyは14周年です。ずいぶん長くやってきたなあと改めて思います。
いままで一番長く務めた会社でさえ最長で約10年でしたので、自分のキャリアの中でPublickeyが確実に一番長いものになりました。あまり区切りを意識しない方なので、引き続き淡々と続けていきたいと思っています。
さて、2023年1月が終わりましたので、人気記事ランキングを振り返っていきましょう。
1位から3位
1位 ITエンジニアが投票した「ITエンジニア本大賞2023」発表。AWSの知識地図/ソフトウェアアーキテクチャの基礎/プロになるJava/チームトポロジーなど
2位 IDEにChatGPTを統合、「この関数のテストコードはどこ?」「XXXを実装するならどう書けばいい?」など、AIでコードと対話できる「qqbot」登場
3位 人気のJavaScriptバンドルツール「webpack」の開発はなぜ終わり、後継として「Turbopack」の開発が始まったのか。開発者がその理由を語る
1位は毎年恒例となったITエンジニア本大賞の結果を紹介した記事。こうした書籍を対象にしたイベントは海外も日本もほとんどなくなってきてしまったので、ぜひ継続して頑張ってほしいところです。
2位は開発環境にAIを統合する新しい試みを行っているツールqqbotの紹介。AIをソフトウェア開発支援に使う方法には、単にコードを生成してもらうだけではない、いろんな手法がありそうです。
4位から6位
4位 PublickeyのIT業界予想2023。クラウドのコスト上昇懸念、Passkeyの普及、AIによる開発支援の進化、WebAssembly環境の充実など
5位 「State of JavaScript 2022」公開。利用率1位のフロントエンドライブラリはReact、レンダリングはNext.js、テストはJestなど、4万人のエンジニアが回答
6位 Linuxカーネル内にWebAssemblyランタイムを実装し、ネイティブバイナリよりも高速に実行可能にする「Kernel-WASM」登場
4位には年始記事として書いた今年の予想です。当たるか外れるか、今年が終わる頃にまた読み返してみてください。
7位から10位
7位 日本語の問いをChatGPTでSQLに変換、実行する「Chat2Query」を搭載。MySQL互換のTiDB Cloud
8位 静的サイトジェネレータ「Astro 2.0」正式リリース。新機能「Content Collections」で大量Markdown対応、「Hybrid Rendering」で静的と動的ページの混在可能に
9位 AIでユニットテストを自動生成。リファクタリング、ドキュメントの生成、バグの検出なども行う「Refraction」登場
10位 Electronライクな新フレームワーク「Gluon」登場。Chromium内蔵せずWebブラウザを利用、Node.jsだけでなくDenoとBunにも対応
2023年1月の運営報告
毎月恒例の運営報告です。Google Analyticsによると、2023年1月のページビューは40万0045、ユニークユーザーは19万9179でした。
この時期は寒くて体がこわばるのか、肩こりがひどくなる気がします。そこで先日、高周波治療器を買ってみました。低周波治療器とは違ってビリビリくることはなく、コインほどの大きさの発信器を付けたまま生活できるので、今は背中に貼りながら仕事をしているところです。
今月も頑張って記事を書いていきますので、引き続きご愛読のほどよろしくおねがいします。
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