VMware、vSphere上のアプリケーションを解析し、Dockerコンテナへ変換する「Application Transformer for VMware Tanzu」発表
VMwareは、vSphere上のアプリケーションを解析し、依存関係などを調査したうえで、Kubernetes上で実行可能なDockerコンテナと設定ファイルなどを生成する「Application Transformer for VMware Tanzu」を発表しました(日本語ブログ、英語ブログ1、英語ブログ2)。
Check out Application Transformer for VMware Tanzu, a tool that aids discovery, analysis, and transformation of legacy apps to containers: https://t.co/gq9wScoP15 @awscloud #reInvent
— VMware Tanzu (@VMwareTanzu) November 29, 2021
DockerコンテナとKubernetesのマニフェストを生成してくれる
Application Transformer for Tanzuは、エージェントなどを仮想マシンに組み込む必要はなく、vSphere上の仮想マシンをスキャンし、アプリケーションごとにフォルダ構造やリソースプール、アプリケーション名、プロセスなどの情報を収集、アプリケーションの依存関係などを解析、自動的に把握します。
この解析フェーズでは、WebLogicやTomcat、そして一般的なJavaアプリケーションを含む200種類以上のアプリケーションを識別できるとのことです。
次に、スキャンした情報に基づいて、アプリケーションごとのコンテナ化に関する技術的な情報と、ユーザーにより入力されたアプリケーションごとのビジネス上の重要性をスコアとして表示。
このスコアは、どのアプリケーションからコンテナ化の作業を進めるのか、ユーザーによる優先順位の判断に役立ちます。
どのアプリケーションをコンテナ化するか決めたら、Application Transformer for TanzuがOCI準拠のコンテナイメージとKubernetesのマニフェストファイルなどを生成してくれます。
現時点でApplication Transformer for Tanzuは、VMware Cloud on AWSとVMware vSphere環境でテクニカルプレビューとして提供中とのことです。
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