「VMware vSphere 6.5」発表。Dockerコンテナ機能と統合、REST API、HTML5 vSphereクライアントなど。VMworld 2016 Europe
VMwareは9月17日から20日まで、スペイン バルセロナで開催されたVMworld 2016 Europeにおいて、仮想化ソフトウェアの最新版「VMware vSphere 6.5」を発表しました。
vSphere 6.5では、vSphere向けに主要な機能が組み込まれた「vCenter Serverアプライアンス」が用意されました。パッチの適用、アップグレード、バックアップ、高可用性などの運用がシンプルになります。
RESTful APIが用意され、仮想インフラの操作をAPI経由で操作可能になり、HTML5をベースにした新しいvSphere Webクライアントも提供されます。
さらにvSphere 6.5では、仮想マシンのセキュリティや管理性などを備えつつ、Dockerコンテナの特長である高速で軽量なメリットを得られる「vSphere Integrated Containers」も搭載します。従来の仮想マシンをベースにした環境とコンテナ環境の両方の基盤を統一的に運用可能です。
また同時に発表されたVirtual SAN 6.5では、vSPhere Integrated Containersと組み合わせることでコンテナから永続的ストレージとして利用可能。
そのほかVirtual SAN 6.5では、Virtual SANストレージを外部からiSCSIターゲットとして利用可能、2台のノードをクロスケーブルで直接接続する構成のサポートなどの追加機能が含まれています。
あわせて読みたい
VMware、コンテナ専用プラットフォームにKubernetesやVMware NSX、Virtual SANを統合した新版「Photon Platform」発表。VMworld 2016 Europe
≪前の記事
Java 9のリリース予定は来年2017年7月27日に4カ月延期。Jigsawの開発にさらに時間がかかる見通しで