IBM、Google Apps対抗の企業向けWeb版オフィススイートを発表。「LotusLive Symphony」
IBMは、Webブラウザで利用可能なオフィススイート「LotusLive Symphony」を発表しました。同社はこれまでSymphonyという製品名でワードプロセッサ、表計算、プレゼンテーションなどからなるオフィスソフトウェアを提供してきており、今回発表されたLotusLive SymphonyはそのWebブラウザ版となります。
グーグルのGoogle AppsやマイクロソフトのOffice Web Apps、あるいはZOHOなどのWeb版オフィススイートが単体で利用可能なのに対し、LotusLive SymphonyはIBMの企業向けソーシャルサービスのLotusLiveと連係して提供されます。そのため、LotusLiveのユーザーにならないとLotusLive Symphonyを使うことはできないようです。
複数ユーザーによるドキュメントの作成、更新が可能
LotusLiveはタスク管理やWeb会議、インスタントメッセージ機能などを統合したコラボレーションのためのサービス。IBMはこのLotusLiveとの連係をLotusLive Symphonyの特徴としています。LotusLive Symphony上では、複数のユーザーが1つのドキュメントを共同で作成、修正する機能を提供し、リアルタイムにコメントのやりとりも可能。オフィススイート上でのコラボレーションを実現しています。

LotusLive Symphonyの発売は2011年後半の予定。
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