VSCodeでコードを修正すると、次に修正すべきコードの場所を提案してくれる「Copilot Next edit Suggetions」プレビュー公開

2025年2月19日

マイクロソフトはコードエディタ「Visual Studio Code」の新機能として、コードを修正すると次に修正すべきコードの部分を提案してくれる「Copilot Next edit Suggetions」をプレビュー公開したことを明らかにしました

この新機能は2月7日に公開されたVisual Studio Code 1.97(January Update)に搭載されています。

プログラマがコードを書き上げていく場面では、新たなコードを書いていくのと同じかそれ以上に、既存のコードを変更する作業が行われます。

これまでのGitHub Copilotでは、新たにコードを書いていく場面で、その先に入力されるであろうコードを予測して補完する機能が提供されていました。

今回の新機能「Copilot Next edit Suggetions」は、既存のコードの変更が行われた際に、既存のコード内で次に修正が行われるべき部分を予測し、その変更内容を提案してくれる、というものです。

プログラマはその提案が適切なものであると判断すれば、タブキーを押すだけで自動的にその変更が反映されます。拒否する場合にはエスケープキーで提案をキャンセルし、自身で変更内容をコードに反映させていけば良いことになります。

コード変更に対応して次の変更部分を提案

公開されているデモ動画から、Copilot Next edit Suggetionsがどのように機能するのかを見ていきましょう。

まず、次のようなコードが用意されました。

fig

プログラマが1行目のコードのクラス名を「Point」から「Point3D」に変更します(下図の赤線の部分、赤線はPublickeyによる)。

すると即座にCopilotが2行目の最後の部分にZ軸方向の処理を行うコードの追加を提案してきました(下図の赤線の部分)。

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これを適切な提案としてタブキーで受け入れると、すぐに次の提案として5行目のコードにもZ軸関連の処理の追加が提案されました。

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このようにCopilot Next edit Suggetionsでは既存のコードに対して変更すべき提案が次々に示されることになります。

Visual Studio Code 1.97(January Update)ではこのほかにも、事前にコンフィグによる設定無しにPythonのデバッグができる「Python no-config debug」、一定の時間が過ぎると自動的にCopilotの修正が反映される「Auto accept edits」など、多数の新機能が追加されています

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Junichi Niino(jniino)
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