LinuxやWindowsサーバでExcelファイルを直接高速に読み書きするライブラリ。オンプレミス/クラウドなど、多様化するプラットフォームをサポート[PR]
業務アプリケーションにとって、外部のさまざまなシステムとのデータ連携は欠かせません。
業務アプリケーションにおけるデータ連携は、あるシステムとはAPIで、別のシステムとはファイル転送で、また別のシステムとはデータ変換システム経由など、さまざまな手段で行われているのが現実でしょう。
特に、Excelでまとめられたデータ、例えば顧客情報やキャンペーン情報の集計、申請書や帳票システムなどをCSVなどの単純なデータに変換することなく、そのまま読み書き可能であれば、さまざまなデータが活用できて業務アプリケーションの連携の範囲と能力を大きく引き上げることにつながります。
クラウドやオンプレミスで稼働するLinuxサーバやWindowsサーバなど、さまざまな環境のサーバサイドで、このExcelファイルの高速な読み書きを実現するのが「ExcelCreator」シリーズです。
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サーバサイドで高速にExcelファイルを読み書き
ExcelCreatorシリーズでは、いくつかの新機能が追加され、C#やVisualBasicなどの.NET環境に対応した「ExcelCreator 12」が今年(2025年)1月にリリースされました。また、Java に対応した「ExcelCreator for Java」についても「ExcelCreator 12」と同等の機能が盛り込まれ、マイナーバージョンアップが実施されました。
これらのリリースによって、Excelのライセンスもインストールも不要で、Windowsサーバ、Linuxサーバ、クラウドやコンテナ環境など、多様化するプラットフォームで稼働する業務アプリケーションから、Excelファイルを高速に出力する機能を簡単なプログラミングで実装可能です。また、Excelファイルからデータを読み込むこともできるので、業務アプリケーションにおけるデータ連携を実現します(コンテナ環境上の動作対応は順次対応中)。
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その高速性は、例えば10万セルに書き込むExcelファイルを作成する場合、本物のExcelでは96秒かかる環境でExcelCreatorはわずか0.36秒で作成が完了します(新規Excelシートの左上のセルから順書き込みをした場合の処理時間)。
サーバサイドで多数の処理を同時に行っても問題ない速度を実現しています。
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ExcelファイルからPDFやHTMLも生成
当然ながら、Excelで利用できるセルの高さや幅、色や罫線などのさまざまな書式に対応した書き込み、編集、保存が可能であり、Excelで詳細に作られた申請フォームなどを崩すことなく、そのまま読み書き、編集が可能です。
例えば、あらかじめ罫線や背景色などの書式を整えたExcelテンプレートファイルに対して、ExcelCreatorを用いたプログラムで値を差し込み、別のファイル名でExcelファイルに保存する「オーバーレイオープン」も可能。また、PDF、HTMLファイルへの出力も実現します。
これによりエンドユーザー主導でExcelを用いた書式を作成し、業務アプリケーションによって帳票を生成、出力すると言った柔軟なワークフローも実現できます。
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しかもExcelCreatorではWindowsフォントの基本的な情報を製品内に保持しているため、Linux環境においてもWindowsフォントを前提にしたセルの高さなどもきちんと計算、レイアウトを崩すことなくPDFなどを出力できます(フォントを埋め込む場合、実行環境に埋め込み対象のフォントがインストールされている必要があります)。
デジタル署名、QRコード生成にも対応
さらに新機能として、PDFのデジタル署名とタイムスタンプに対応。データの真正性を示すPDFの作成が可能になりました。
また、フォーム機能を備えたHTMLの生成にも対応。このHTMLをWebサーバ経由でユーザーに表示するとまるでExcelシートのように表示され、あらかじめ設定したセルの場所に値が入力可能です。
入力された値は、専用のJavaScriptライブラリでJSON形式のデータとして取得され、Excel ファイルに書き込んで保存することができます。こうしたWebアプリケーションもExcelCreatorで簡単に開発可能です。
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Excelファイル上のグラフ情報を取得し、その場所にサードパーティ製のグラフコンポーネントを用いたグラフ表示を行うことも可能になりました。
.NETで用意されているMSChartコンポーネントなどを用いて、サーバサイドでもグラフ込みのPDFファイルの生成が容易になりました。
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そしてExcelCreator 12では2次元バーコードのQRコード、PDF417をはじめ、主要な1次元バーコードや郵便カスタマバーコードなどを生成可能なバーコードクラスも新たに追加されました。Excelのデータを基にして簡単にバーコード付きの帳票が生成できます。
多様化するプラットフォームに対応
多様なデータ連携が求められる業務システムは、オンプレミスからクラウド、コンテナ環境までプラットフォームが多様化しています。
その中で.NETとJavaに対応し、高速にExcelファイルを読み書きできるだけでなく、HTMLやPDF、バーコードなどの生成にまで対応したExcelCreatorシリーズは、多様化するプラットフォームの時代に対応したデータ連携のためのソフトウェアに進化してきたといえるでしょう。
≫ExcelCreator 12 製品情報
≫ExcelCreator for Java 製品情報
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