JetBrainsも自律的にコーディングを行うAIエージェント「Junie」を発表
Kotlin言語やJetBrains IDEなどの開発元であるJetBrainsが、タスクを与えると自律的にコーディングを行うAIエージェント「Junie」を発表しました。
自律的にコーディングを行うAIエージェントは、GitHubの「Copilot Workspace」やCognitionの「Devin」、Googleの「Jules」などが登場しています。JetBrainsもこのAIエージェント開発競争に加わることになります。
コードを生成してテストも実行してくれる
JetBrainsのJunieはJetBrains IDEの機能と統合されており、既存のコードの文脈を理解することができる上に、指定されたコーディングガイドラインに従うことができるなど、Junieがコーディングする際にもIDEの機能を用いて行うと説明されています。
下記はJunieの公式サイトのデモ画面をキャプチャしたものです。
ここではJunieにタスクとして「Implement CRUD Operations to manage bookmarks with user interface」(ユーザーインターフェイスからブックマークを管理するためのCRUD操作を実装して)と指示します。
するとJunieはIDEからプロジェクト内のコードやREADMEなどを調査し、コード生成の準備をします。
既存のコードに修正や追加を行う形でコードを生成。
テストも実行し問題がないかをチェックします。Junieはテストコードの生成も可能。
すべてのテストが通ったことを報告して作業が終了したことが報告されます。
Juneiは現在アーリーアクセスプログラムとなっており、申し込みを受付中です。
対応するJetBrains IDEは現時点で、IntelliJ IDEA Ultimate、PyCharm Professionalの2つで、WebStormも対応予定。対応OSはmac OSとLinuxとなっています。