ESLintがCSSの構文検証など正式サポート、MarkdownやJSONのサポートに加えて

2025年3月4日

JavaScriptなどのコードを静的に解析し、構文や基本的なエラーのチェックやコーディングスタイルへの統一などを行ってくれる、いわゆるリントツール(あるいはリンティングツール)「ESLint」が、CSSの構文やコーディングスタイルの検証もサポートしたことが発表されました

CSSのサポートは、公式の言語プラグインである@eslint/cssプラグインによって行われます。

CSSのリンティングでは、デフォルトでは可能な限り厳密にコードを解析し、途中で見つかったすべてのエラーを強調表示します。ただし通常、WebブラウザにおけるCSSの解析ではエラーリカバリー機能などによって多少の構文エラーがあってもCSSの内容を理解し、実行してくれます。

そのため、より寛容なトレラント構文解析によって、Webブラウザと同じエラー回復アルゴリズムを使ってCSS解析することも可能となっています。

すでにJSONやMarkdownも正式サポート済み

ESLintはもともと、その名前の通りECMAScript/JavaScriptに対応したリントツールでしたが、その後TypeScriptにも対応し、昨年(2024年)さまざまなプログラミング言語やマークアップ言語に対応することを表明しています。

参考:ESLintがJavaScript以外にも対応言語を広げるとの方針を説明。まずはJSON、Markdownへの対応プラグインを開発

昨年10月にはJSONとMarkdownの正式サポートが発表されました

今回のCSSサポートはそれらに続くものであり、今後もESLintのサポート範囲はさらに拡大することになると見られます。

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Junichi Niino(jniino)
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