ESLintがCSSの構文検証など正式サポート、MarkdownやJSONのサポートに加えて
JavaScriptなどのコードを静的に解析し、構文や基本的なエラーのチェックやコーディングスタイルへの統一などを行ってくれる、いわゆるリントツール(あるいはリンティングツール)「ESLint」が、CSSの構文やコーディングスタイルの検証もサポートしたことが発表されました。
ESLint now officially supports linting CSS!
— ESLint (@geteslint) February 18, 2025
Read more:https://t.co/bCK6kFj2B0
CSSのサポートは、公式の言語プラグインである@eslint/cssプラグインによって行われます。
CSSのリンティングでは、デフォルトでは可能な限り厳密にコードを解析し、途中で見つかったすべてのエラーを強調表示します。ただし通常、WebブラウザにおけるCSSの解析ではエラーリカバリー機能などによって多少の構文エラーがあってもCSSの内容を理解し、実行してくれます。
そのため、より寛容なトレラント構文解析によって、Webブラウザと同じエラー回復アルゴリズムを使ってCSS解析することも可能となっています。
すでにJSONやMarkdownも正式サポート済み
ESLintはもともと、その名前の通りECMAScript/JavaScriptに対応したリントツールでしたが、その後TypeScriptにも対応し、昨年(2024年)さまざまなプログラミング言語やマークアップ言語に対応することを表明しています。
参考:ESLintがJavaScript以外にも対応言語を広げるとの方針を説明。まずはJSON、Markdownへの対応プラグインを開発
昨年10月にはJSONとMarkdownの正式サポートが発表されました。
今回のCSSサポートはそれらに続くものであり、今後もESLintのサポート範囲はさらに拡大することになると見られます。
あわせて読みたい
クラウドネイティブは、果たして通信事業者の運用を楽にし、コストを下げているのか? NTTドコモやKDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、LINEヤフーなど各社が議論[PR]
≪前の記事
コードアシスト用の生成AIをオンプレミスなどにデプロイ可能。GitLab 17.9が正式リリース