Cloudflare Workers、フルスタックアプリの構築とホスティングが可能に。新たにNext.jsやAngularなどに対応、MySQLへの接続も

2025年4月16日

Cloudflareは、同社が提供するグローバルなコンテンツデリバリーネットワーク(CDN)のエッジにおいてJavaScriptのランタイムを提供する「Cloudflare Workers」の新機能や機能強化を発表しました

Next.jsサポート、MySQLへの接続など新機能

Cloudflar Workersはすでに以下の機能を備えています(主なもの)。

  • フロントエンド用のHTML/CSS/JavaScriptやフォント、画像などの静的アセットのホスティング
  • React Router v7(Remix)、Astro、Hono、Vue.js、Nuxt、Svelte(SvelteKit)などのフレームワーク
  • フロントエンド開発環境を構築できるCloudflare Viteプラグイン
  • データベースの接続とコネクションプーリングやクエリキャッシュなどを提供するHyperdrive経由でのPostgreSQLへの接続
  • キーバリューストアのWorkers KV、オブジェクトストアのR2、Durable Objects、SQLiteベースのリレーショナルデータベースD1への接続

今回新たに次のような新機能や機能強化が発表されました(主なもの)。

  • Next.js、Angular、SolidJSの正式サポート(2025年第2四半期)
  • Hyperdrive経由でMySQLへの接続
  • Workersのリクエストの最大CPU時間が30秒から5分に延びました。

これによりCloudflare Workers上で静的なWebサイトやサーバサイドレンダリングなどによる動的なWebサイトのホスティングなどのすべてを構築し、ホストできるようになります。

また、Hyperdriveを経由してAWSやMicrosoft Azure、Google Cloudなど他のクラウド上のPostgreSQLやMySQLなどのデータベースへの接続がCloudflare Workers上で実現できるようになり、より幅広いアーキテクチャのWebアプリケーションが実装可能になります。

Cloudflare Workersの料金はWorkerコードを実行したときのみ発生するため、静的サイトのホスティングや配信は無料でできると説明されています。

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