Chromiumエコシステムに資金提供を行う「Supporters of Chromium-Based Browsers」、Linux Foundationが設立
Linux Foundationは、Chromiumエコシステムのプロジェクトに対して資金提供などの支援を行う「Supporters of Chromium-Based Browsers」を設立したと発表しました。
ChromiumはオープンソースのWebブラウザ実装です。Googleが主導して開発しています。
このChromiumを基に、GoogleはGoogleアカウントへの対応などを追加することでGoogle Chromeを開発し、マイクロソフトはMicrosoft Edgeを開発しています。その他にもChromiumを基にしたWebブラウザは、OperaやBrave、Vivaldi、Arc Browserなど多数あります。
Linux Foundationが今回設立を発表した「Supporters of Chromium-Based Browsers」は、このChromiumおよびChromiumを基にしたWebブラウザなどのChromium エコシステムの開発者やプロジェクトに対する資金や協力する場を提供するための団体です。
Chromiumの開発そのものは今回の取り組みとは関係なく、これまでと同様にGoogleが主導し、既存のガバナンスにより開発が行われていきます。
下記は公式Webサイトの説明を引用したものです。
The Supporters of Chromium-Based Browsers will provide a neutral space where industry leaders, academia, developers, and the broader open source community can work together to support projects within the Chromium ecosystem.
The Supporters of Chromium-Based Browsersは、業界リーダー、学界、開発者、および幅広いオープンソースコミュニティが、Chromiumエコシステム内のプロジェクトをサポートするために協力できる中立的な場を提供します。
これによりChromiumそのものの開発やChromiumを基盤とするWebブラウザ、関連プロジェクトなどのChromiumエコシステムの活性化と発展を促進し、Webやオープンな開発の推進へとつなげていく狙いがあるものと見られます。
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