コードアシスト用の生成AIをオンプレミスなどにデプロイ可能。GitLab 17.9が正式リリース

2025年3月3日

GitLab社は、コードアシスト用の生成AIをオンプレミスやプライベートクラウドにデプロイ可能とした「GitLab Duo Self-Hosted」を含むDevOpsプラットフォーム「GitLab 17.9」の正式リリースを発表しました

fig

GitLabには、生成AIを用いてコードの補完や生成、テストの生成、コードの説明、脆弱性の発見、リファクタリング、CI/CDジョブの失敗の原因分析などを行える「GitLab Duo」と呼ばれる機能があります。

GitLab 17.9で正式版となったGitLab Duo Self-Hostedは、生成AIおよびGitLab Duo Enterpriseをオンプレミスやプライベートクラウドなど、ユーザー自身が管理するインフラ上にデプロイしてGitLab Duoの機能を利用できる、というものです。

これによりユーザーが外部のクラウドサービスや生成AIサービスに依存することなく、自社の管理下にあるインフラに完全に閉じた形で生成AIを用いたアシスタント機能を利用することができるようになります。

現時点で対象となる生成AIモデルはGPT-4 Turbo、GPT-4o、GPT-4o-mini、Claude 3.5 Sonnet、Codestral 22b v0.1などで、それを実行するプラットフォームとしてはvLLM、AWS Bedrock、Azure OpenAIなどです(GitLabによる対応リスト)。

その他GitLab 17.9では、GitLab Duo Chatの利用において、VS CodeやJetBrains IDEでプロジェクトファイルの追加が可能になり、複数のGitLab Pagesサイトを並列デプロイで実行可能になるなどの新機能も追加されています。詳細はリリースノートをご覧ください

あわせて読みたい

DevOps 機械学習・AI 開発ツール GitLab




タグクラウド

クラウド
AWS / Azure / Google Cloud
クラウドネイティブ / サーバレス
クラウドのシェア / クラウドの障害

コンテナ型仮想化

プログラミング言語
JavaScript / Java / .NET
WebAssembly / Web標準
開発ツール / テスト・品質

アジャイル開発 / スクラム / DevOps

データベース / 機械学習・AI
RDB / NoSQL

ネットワーク / セキュリティ
HTTP / QUIC

OS / Windows / Linux / 仮想化
サーバ / ストレージ / ハードウェア

ITエンジニアの給与・年収 / 働き方

殿堂入り / おもしろ / 編集後記

全てのタグを見る

Blogger in Chief

photo of jniino

Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
詳しいプロフィール

Publickeyの新着情報をチェックしませんか?
Twitterで : @Publickey
Facebookで : Publickeyのページ
RSSリーダーで : Feed

最新記事10本