コードアシスト用の生成AIをオンプレミスなどにデプロイ可能。GitLab 17.9が正式リリース
GitLab社は、コードアシスト用の生成AIをオンプレミスやプライベートクラウドにデプロイ可能とした「GitLab Duo Self-Hosted」を含むDevOpsプラットフォーム「GitLab 17.9」の正式リリースを発表しました。
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GitLab Duo Self-Hosted is now generally available!
— GitLab (@gitlab) February 27, 2025
Deploy AI capabilities within your infrastructure while maintaining full data privacy and residency control.
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GitLabには、生成AIを用いてコードの補完や生成、テストの生成、コードの説明、脆弱性の発見、リファクタリング、CI/CDジョブの失敗の原因分析などを行える「GitLab Duo」と呼ばれる機能があります。
GitLab 17.9で正式版となったGitLab Duo Self-Hostedは、生成AIおよびGitLab Duo Enterpriseをオンプレミスやプライベートクラウドなど、ユーザー自身が管理するインフラ上にデプロイしてGitLab Duoの機能を利用できる、というものです。
これによりユーザーが外部のクラウドサービスや生成AIサービスに依存することなく、自社の管理下にあるインフラに完全に閉じた形で生成AIを用いたアシスタント機能を利用することができるようになります。
現時点で対象となる生成AIモデルはGPT-4 Turbo、GPT-4o、GPT-4o-mini、Claude 3.5 Sonnet、Codestral 22b v0.1などで、それを実行するプラットフォームとしてはvLLM、AWS Bedrock、Azure OpenAIなどです(GitLabによる対応リスト)。
その他GitLab 17.9では、GitLab Duo Chatの利用において、VS CodeやJetBrains IDEでプロジェクトファイルの追加が可能になり、複数のGitLab Pagesサイトを並列デプロイで実行可能になるなどの新機能も追加されています。詳細はリリースノートをご覧ください。