システム開発企業が利用中のAIツール、ChatGPTが最多、GitHub Copilotが続く。課題はユーザーの要件定義が決まらないこと。インフラジスティックスジャパン
アプリケーション開発支援ツールを開発販売するインフラジスティックス・ジャパンは、本国内の情報システム開発会社を対象にした「開発支援AIツール」の利用ランキングと動向を発表しました。
調査時期は2025年3月、有効回答件数は200。
発表によると、利用中の開発支援AIツールのランキングは1位がChatGPT、2位がGitHub Copilot、3位がMicrosoft Copilotとなりました。

このランキングには、汎用的なツール(ChatGPTやMicrosoft Copilotなど薄い水色のマーカー)と、プログラミングに特化したツール(GitHub CopilotやVisual Studio IntelliCodeなど濃い水色のマーカー)が含まれています。
汎用的なツールだけをランキングから抜き出すと、1位がChatGPT、2位がMicrosoft Copilot、3位がGemini、4位がClaude 2となります。
一方でプログラミングに特化したツールでは、1位がGitHub Copilot、2位がVisual Studio IntelliCode、3位がAmazon Q Developerとなりました。
ユーザの要件定義が決まらない、変わるが導入課題
システム開発会社がAI導入にどのような課題を抱えているかについては、1位が「ユーザの要件定義がなかなか決まらない」、2位が「ユーザからの要求内容が頻繁に変わる」、3位が「ユーザから求められる納期が短くなっている」などとなっています。

AI活用の課題は法的リスク
システム開発においてAIを活用する際の課題については「AIが示すコードがGPL(GNU General Public License)違反などを招く恐れ」を挙げる回答が最多となり、次が「AIによる支援に頼りすぎて開発者のスキルが下がる」となりました。
