生成AIのAmazon Q Developer、古いJavaコードを最新のJava 21 LTSへの変換に対応
Amazon Web Services(AWS)は、同社が提供するソフトウェア開発者向けの生成AIサービス「Amazon Q Developer」が、古いJavaのコードを最新の長期サポート(LTS)版JavaであるJava 21への変換に対応したことを発表しました。
Amazon Q Developerはソフトウェア開発者向けの生成AIサービスとして、コードの補完や自然言語からのコードやSQLクエリの生成、ユニットテストの生成、脆弱性の検出支援、AWSリソースに関する質問への対応などのさまざまな機能を備えています。
また古い.NETコードのモダナイズ、名フレームアプリケーションのモダナイズなどの機能も備えており、今回の古いJavaコードの変換もそうしたモダナイズ機能の1つです。
Java 21への変換に新たに対応
Amazon Q Developerでは、これまでJavaコードの変換は1つ前の長期サポート版であるJava 17まででした。今回長期サポート版としては最新版となるJava 21への変換がサポートされました。
これにより、Java 8、Java 11、Java 17のアプリケーションコードをJava 17もしくはJava 21への変換が可能になりました。
同社は以前からこの機能を用いて同社内のJavaコードのモダナイズを実現していると説明しています。
2023年に行われたイベントAWS re:Invent 2023では、同社内の1000本の本番用Java 8アプリケーションを、わずか2日でJava 17にアップグレードできたと説明しています。
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このときアップグレードにかかった時間は1本当たり平均10分程度、最も長くても1時間未満だったと説明されています。
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