2025年の「サイバーセキュリティ月間」始まる。サイバーセキュリティ対策は、詳しい人が一人で頑張るだけでは実現しません
日本政府は毎年2月1日から3月18日を「サイバーセキュリティ月間」と定めています。今年(2025年)もそのサイバーセキュリティ月間が始まりました。
この期間は、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を中心に産官学民が連携してサイバーセキュリティに関する取組を集中的に行っています。
今年のテーマは「過程や職場で話し合い、見直したいセキュリティ対策」となっています。下記は公開されている動画「サイバーセキュリティ月間における林内閣官房長官メッセージ」から。
サイバーセキュリティ月間に合わせて、サイバーセキュリティに関する支援策などの取組をしている方々によるリレーコラムの公開、関連イベントの開催、パンフレット(下記)の公開などが行われています。
詳しい人が一人で頑張るだけでは実現しません
パンフレットでは、セキュリティソフトの導入、OSやネットワーク機器のファームウェアのアップデート、クラウドサービスなどの共有設定の見直し、パスワードの強化、フィッシングなどの手口を知ること、などについて紹介されています。
特に最後のページにある「#サイバーセキュリティは全員参加」「詳しい人が一人で頑張るだけでは実現しません」という説明は、情シス部門などにセキュリティが丸投げされて現場の理解が得られにくいと感じている方々に響く内容になっているのではないでしょうか。
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