マイクロソフト、WordPressをMicrosoft Azureへ簡単に移行できるプラグイン「Migration plugin for WordPress on App Service」パブリックプレビュー公開
マイクロソフトは、WordPressのWebサイトをMicrosoft Azure上へと簡単に移行できるWordPressのプラグイン「Migration plugin for WordPress on App Service」のパブリックプレビュー公開を発表しました。
Microsoft Azureには、アプリケーションの実行環境全体があらかじめクラウド上に用意されているPaaSを提供する「Azure App Service」と呼ばれるサービスがあります。
このAzure App Serviceを利用すると、マーケットプレイスに用意されているアプリケーションを簡単にMicrosoft Azure上にデプロイし、そのまま運用することが可能です。
WordPressもこのApp Service上で利用可能なアプリケーションの1つであり、マーケットプレイスから簡単にデプロイし、使い始めることが可能です。
今回パブリックプレビューとして公開された「Migration plugin for WordPress on App Service」は、既存のWordPressによるWebサイトを、簡単にこのAzure App Service上のWordPressへと移行できるツールです。
Migration plugin for WordPressの具体的な使い方
「Migration plugin for WordPress on App Service」の具体的な使い方は、まずプラグインをGitHubからダウンロードしてZipファイルを解凍し、既存のWordPressとAzure App Service上の新規のWordPressサイトの両方にインストールし、有効化します。
新規のWordPress上のプラグインでトークンを生成。既存のWordPressのプラグインにトークンをコピーします。
続いて、何を転送するかのオプションを選択します。オプションには、最新バージョンの記事のみを転送するかどうか、画像や動画などのメディアを転送するかどうか、テーマを転送するかどうか、必要なプラグインを転送するかどうか、などが選択可能です。
オプションを選択したら、新規のWordPress上で転送先のWordPressのURLを指定し、転送データブロックのの大きさなども指定し、マイグレーションボタンをクリックすればマイグレーションが行われます。
その後、DNSサーバの設定変更、SSL証明書のアップデートなどを行って完了となります。
Azure App Serviceには期間の制限なく無料で利用できるFreeプランも提供されています。試験的にWordPressのWebサイトを作るなどの用途で使ってみるのもよいのではないでしょうか。
あわせて読みたい
AWS、自然言語による指示で面倒だったETLスクリプトを自動生成してくれる「Amazon Q data integration in AWS Glue」プレビュー公開
≪前の記事
ICANN、プライベートネットワークで使うための公式トップレベルドメイン「.INTERNAL」を提案