静的サイトジェネレーター「VitePress 1.0」正式リリース。VueとViteを採用し、高速なWebサイトを構築

2024年3月26日

静的サイトジェネレーター「VitePress 1.0」が正式リリースされた。UIフレームワークのVueと高速なバンドラであるViteを基盤に、MarkdownのコンテンツからSPAなWebサイトを構築できる。


オープンソースとして開発されている静的サイトジェネレーターの「VitePress 1.0」正式版がリリースされました

VitePressは、Markdownで記述されたコンテンツを静的で美しい外見を持つWebサイトへと高速に変換する機能を備えたフレームワークです。

デフォルトでテクニカルドキュメントに適したテーマが用意されており、すでにViteRollupPiniaVueUseVitestD3UnoCSSIconifyなどのWebサイトのドキュメント部分に使われているとのことです。

VitePress

VitePressは、同じく静的サイトジェネレーターである「VuePress」のモダンな精神的後継ソフトウェアで、置き換え可能だと説明されています。

VuePressがVuewebpackを用いているのに対し、VitePressはVueとViteを基盤にしている点が異なっています。

VueとViteを基盤に高速なWebサイトを実現

VitePressに使われているVueは、Webユーザーインターフェース構築のためのフレームワークです。仮想DOMを用いた高速な画面描画、親しみやすいAPI、他のライブラリなどとの組み合わせが容易などの点が特長です。

一方、複数のJavaScriptをまとめる処理やTypeScriptをJavaScriptへトランスパイルする機能などを備えたモジュールバンドラのViteは、ES Modulesを用いた高速なビルドが大きな特徴で、ファイルが編集されると自動的に反映させるホットリロードの機能も備えているため、高速な開発が実現できます。

これらを基盤として開発されたVitePressは、高速に表示でき、コンテンツを編集するとすぐに反映され、静的なWebサイトでありながらナビゲーションはSPA(シングルページアプリケーション)として提供されるWebサイトを構築できると説明されています。

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