Red Hat、開発者向けポータルサイト構築ツール「Red Hat Developer Hub」正式リリース。オープンソースのBackspaceがベース
Red Hatは、開発者の生産性向上を実現するためのポータルサイト構築ツール「Red hat Devloper Hub」の正式リリースを発表しました。
@RedHat #Developer Hub is now generally available.
— Red Hat Developer (@rhdevelopers) January 21, 2024
Explore the core concepts to ensure you're well-equipped to use #RHDH to leverage the power of #Backstage in your projects.https://t.co/e6XQmaeVOO
Red Hat Devloper Hubは、オープンソースのBackstageがベースとなっています。Backstageは開発者の生産性を高める、いわゆる「プラットフォームエンジニアリング」を実現するために開発されたソフトウェアです。
開発者のためのポータルサイトとは?
ソフトウェアの開発では、さまざまなツールやサービスを使いこなす必要が出てきます。例えば、ソースコードの管理にはGitHubなどを用い、プログラミング時には社内用のライブラリやフレームワークを利用することがあるでしょう。
一通りプログラミングが終われば、ビルドツールなどを用いてビルドし、テスト環境をプロビジョニングしてテストを実行し、問題がなければデプロイツールを用いて本番環境にデプロイします。その後、必要に応じてモニタリングツールで動作状況を確認することになるかもしれません。
これら社内外のツールやサービスをすべて適切に導入、設定し、利用することは明らかに面倒な作業です。
Red Hat Developer Hubが提供するポータルサイトは、こうした開発に必要なツールやサービスがすべて適切に構成された状態で開発者がアクセスできるように用意されたポータル画面を提供してくれます。
下記は必要なツールやサービスへのアクセスをまとめたポータル画面。
下記はArgoCDと連係し、アプリケーションをコンテナ化するためのビルドの設定を、テンプレートを用いて行っているところです。
Red Hat Developer Hubはプラグインなどによりさまざまなツールやサービス、インフラなどと連係可能です。
こうした開発者のための生産性向上を、さまざまなツールやサービスなどを使うことで実現することは、いわゆる「プラットフォームエンジニアリング」と呼ばれています。
Backstageはそのプラットフォームエンジニアリングを実現する代表的なツールであり、Red Hat Developer HubはBackstage をベースにRed Hatがプラグインなどを充実させたディストリビューションだと言えます。