[速報]マイクロソフト、PCに話しかけながら画面を操作するだけで生成AIがRPAフローを自動生成してくれる、Power Automate「AIレコーダー」発表

2024年5月22日

マイクロソフトは、日本時間5月22日未明から開催中のイベント「Microsoft Build 2024」で、PCに話しかけながら画面を操作するだけでRPAフローを自動生成してくれる、Power Automateの新機能「AIレコーダー」を発表しました

ower Automateの新機能「AIレコーダー」を発表

人間に操作を教えるように、AIに話しながら操作

これまでRPAフローを作成する方法として、マウスやキーボードなどの操作を記録することで基本的なRPAフローを作成することが可能でした。

今回発表された新機能「AIレコーダー」は、まるで人間に言葉で説明しながら業務アプリケーションの操作を教えるように、マウスとキーボードを操作しつつ音声で説明することで、どのような意図で操作しているのかを詳しくAIに伝えます。

これにより、より柔軟性があり完成度の高いRPAフローをAIが作成してくれるのです。

以下はデモ動画の内容をキャプチャしたものです。

ユーザーは「Outlookを起動して添付ファイルのあるメールを選ぶ」と話しながら画面操作をします。

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さらに、「添付ファイルの請求書を開き、社名と連絡先、日付、合計金額をコピー」と話しながら操作。

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「請求管理アプリケーションに、それらをペーストする」と、操作を続けます。

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操作を終えると、マウスの動きやキーボードの入力内容と同時に音声もAIによって解析されます。そして、説明された意図に沿ったRPAフローが自動生成されるのです。

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米マイクロソフトのPrincipal Program ManagerでPower Platformの開発に携わるよしだたいき氏が、X/TwitterのポストでこのAIレコーダーについて日本語訳付きの動画で紹介しています。

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2024年9月、パブリックプレビューとなりました。

Microsoft Build 2024

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