オラクル、JavaやSQLに最適化したプログラミング支援AI「Oracle Code Assist」発表。PL/SQLコードのリファクタリングとテストなども可能
オラクルは、Visual Studio Codeなどのコードエディタ上でコードの生成やテストケースの作成、アップグレードの自動化などを可能にするプログラミング支援AI「Oracle Code Assist」を発表しました。プレスリリース、日本語ブログ)。
Oracle Code Assistはさまざまなプログラミングに対応すると同時に、Java、SQL、Oracle Cloudでの開発に最適化されており、コードのコンテキストに沿ったコードの生成や補完、テストなどを生成可能で、また企業ごとにカスタマイズすることも可能です。
例えば、下記は「Create Java Websocket server」と右下のチャット欄で指定すると、右上のウィンドウでJavaのコードが生成されています。
Visual Studio CodeとJetBrains IntelliJ IDEAのプラグインとして提供され、現在オラクル社内でのプログラミングには既に使われており、今後ユーザーにも提供される予定です。
Oracle Code Assistでコード生成、コードレビュー、テストなど
Oracle Code Assistでは、以下のようなことが可能だと説明されています。
- コードの生成
- テストケースの生成
- コードのコメント生成
- パフォーマンス向上のための言語のアップグレード
- コードの分析による最適化
- コードレビュー
- コードの説明
- 組織のガイドラインに基づく提案
- 生成されたコードをスキャンして非許容ライセンスを検出
- Oracle Cloudでコードをより適切に実行するための提案
例えば、時間とコストがかかる複雑で頻繁にカスタマイズされるPL/SQLコードのリファクタリングとテストを支援することも可能とのことです。
追記:2024年9月、ベータ版が公開されました。
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