ITマニア向けの掲示板「スラド」が1月末での終了を発表。23年の歴史に幕
ITマニア向けの掲示板「スラド」が1月末で終了となると発表されました。
2001年5月に「スラッシュドットジャパン」としてオープンし、その後「スラド」に名称を変更して運営を続けてきた老舗の掲示板が、23年の歴史に幕を下ろすことになります。
(16:20追記)スラドの終了だけでなく、SourceForge.netとして始まったオープンソースソフトウェアのホスティングサービス「OSDN.net」も終了するとのことです。
スラドで公開された「スラド終了のお知らせ」 では、終了について次のように説明されています。
皆さんに長年ご愛顧いただいたスラドだが、残念ながらこの度終了する運びとなった。
アピリッツが OSDN を OSChina へ譲渡する際、スラドを分離して別の受け入れ先へ譲渡する対応をお願いしていたが、対応が進まないまま時が過ぎていたようだ。最近になって OSChina からスラドと OSDN を閉鎖する計画があると聞いた編集部が交渉したところ、分離してかまわないとの回答を得たのだが、日本側受け入れ先の都合が悪く、分離計画は頓挫してしまった。
スラドはしばらく更新を続けるが、1 月末にはサービスを停止する。データを保存したい方は早めに進めてほしい。
スラドは2020年にOSDN社からアピリッツへの事業授受によりアピリッツが運営元となり、その後2023年にアピリッツからOSCHINA(Open Source China:開源中国)に事業譲渡されました。
上記の終了の説明によると、現在の運営元であるOSCHINAが最近になってスラド編集部に閉鎖の計画を告知。スラド編集部はOSCHINAからスラドを分離して単独での受け入れ先を模索したものの頓挫してしまった、ということのようです。
2024年4月追記
その後スラドは閉鎖ではなく受け入れ先を模索することとなりました。
あわせて読みたい
Ruby on Railsはどのように生まれ、発展してきたのか[前編]。作者DHH氏やコアチームが語る動画「Ruby on Rails: The Documentary」が公開
≪前の記事
止まらないWebサイトを構築せよ。名古屋市からの要請にWordPressとDocker Swarm、そしてTiDB Serverlessの組み合わせで対応[PR]