Docker、BuildKitでのWindowsコンテナの実験的対応を開始。WindowsのPowerShellでビルドが可能に
Docker社は、最新のBuildKit v0.13.0で実験的にWindowsコンテナのサポートを開始したことを明らかにしました。
BuildKitはDockerのコンテナイメージをビルドする機能を提供するソフトウェアです。Docker Engine 23以後、Linux環境でデフォルトのビルドエンジンとなっています。
しかしこれまでWindowsコンテナは十分にサポートされていませんでした。
今回のWindowsサポートにより、WindowsのPowerShellコマンドラインで、BuildKitのコマンドを利用してWindowsコンテナのコンテナイメージをビルド作業が可能になります。
具体的には、Windows 11、Windows Server 2019、Windows Server 2022をサポート。AMD64とArm64のCPUアーキテクチャに対応(ただしArm64はまだ公式にテストされておらず)。
PowerShellを管理者権限で起動してWindowsコンテナを有効にし、containerdをインストール。Docker Desktopを最新バージョンに更新するとともに、BuildKitも最新版にし、BuildKitクライアントのbuildxを設定することで利用可能になります。
今後は正式版に向けてガイドやドキュメントなどの資料の充実、Docker Engineとの統合、OCI Workerのサポートなどの作業を行っていくと説明されています。
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