Dockerの公式ドキュメントが生成AIチャットボット搭載、日本語での技術的な質問と回答が可能に
Docker社は同社の公式ドキュメント「Docker Docs」に生成AIのチャットボットを組み込み、多言語での質問と回答を含むインテリジェントな対応が可能になったことを明らかにしました。
チャットボットに対して質問することが可能
Dockerのドキュメントは、様々な製品やサービスの概要からインストール、仕様などを解説する1000ページ以上のコンテンツで構成されています。
一般にこれらの技術的なドキュメントから知りたい情報を探すには、ドキュメント字体が備えるナビゲーションメニューなどをたどるか、Googleなどの検索エンジンかドキュメントに搭載された検索機能などを利用することになります。
今回、Docker社はこの公式ドキュメントに、技術関連の質問に対応した生成AIサービスのKabap.aiを組み込みました。
Kapa.aiのチャットボットはDockerの公式ドキュメントを情報源として使用し、Dockerに関連した自然言語による質問に高い精度で回答すると同時に、関連するコンテンツへのリンクも示します。
日本語で質問すると日本語で回答
さらにこのチャットボットは質問に使われた言語を検出し、その言語で回答してくれる多言語対応となっています。
下記は実際に日本語で「Docker Desktopのインストール方法を教えてください」と質問を書き込んだところ、日本語で回答が返ってきたところです。
チャットボットは単なる検索結果とは異なり、必要な答えのために複数のページを調べ、それぞれのページから情報を抽出し、それをつなぎ合わせて回答を作成することや、質問に含まれているエラーメッセージからエラーを引き起こしたDockerfile内の問題のあるコード行を推測し、それに関連したドキュメントへのリンクと、それを解決する方法の提案なども回答できると説明されています。
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