マイクロソフト、Copilotに作業を依頼するとユーザーに代わって手順を考え、Windowsデスクトップ上でRPAにより自動操作してくれる新機能「Power Automate via Copilot in Windows」、Windows 11に搭載へ

2024年2月28日

マイクロソフトは、Windowsに搭載している「Copilot in Windows」の新機能として、Copilotにプロンプトで作業を依頼することで、Windows上でさまざまな操作をユーザーに代わって自動的に実行してくれる「Power Automate via Copilot in Windows」を、開発中のWindows 11 Insider Preview Build 26058に搭載したことを明らかにしました

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2月14日付けの記事「Announcing Windows 11 Insider Preview Build 26058 (Canary and Dev Channels)」では、Copilot in Windowsの機能として、Copilotを通じて無線LANの設定やバッテリーの状態、ゴミ箱を空にする、ダークモードとライトモードの切り替えといったWindowsのさまざまな設定や操作が可能になると紹介されています。

さらに「Power Automate via Copilot in Windows」と呼ばれる新機能では、Copilotにプロンプトで作業を命じるとその手順をユーザーに代わってCopilotが考え、考えた手順をRPA機能であるPower Automate Desktopを通じてWindowsデスクトップ上で実行してくれるようになります。

例として、以下のような作業を命じるだけで自動的にやってくれるとしています。

  • フォルダの中にある全部のPDFファイルをリネームして、ファイル名の最後にfinalと付けてください。
  • 全部のwordファイルを別のフォルダに移動してください。
  • PDFを最初のページで分割したいのですが、どうすればいいですか
  • 世界中の最も標高の高い山を5つ、Excelシートに書いてください
  • チームのメンバーに、よい週末を! というメールを書いてください

また、米マイクロソフトのPrincipal Program ManagerでPower Platformの開発に携わるよしだたいき氏のX/Twitterのポストでは、あるWebサイトを開いて「このサイトの商品名、価格、型番をExcelにしてメールの下書きを作って」とCopilotにプロンプトで命じると、あとはCopilotが手順を考えて自動的にPower Automateで作業をしてくれる様子なども紹介されています。

上記のポストの動画の一部を画像で紹介すると、まずWebサイトを開き、Copilotにプロンプトで「このサイトの商品名、価格、型番をExcelにしてメールの下書きを作って」と命じます。

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するとCopilotはデータを抜き出して、そのデータが入力されたExcelシートが作成されました。

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また動画の中の2番目の例では、CopilotがPDFの請求書の内容を読み取って、それを基にメールの下書きを作る、といった作業も自動化されています。

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Junichi Niino(jniino)
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