[速報]マイクロソフト、Copilotを一連のタスクを自律的に実行できる「エージェント」へと拡張。受注したら在庫確認して顧客へ発送などが可能に
マイクロソフトは、日本時間5月22日未明から開催中のイベント「Microsoft Build 2024」で、Copilotを一連のタスクを自律的に実行できる「エージェント」へと拡張するCopilot Studioの新機能を発表しました。
Copilot StudioはMicrosoft Copilotの拡張やカスタマイズを可能にする開発環境です。今回の新機能では、Copilotがエージェントとして機能するように、以下の拡張が可能になります。
- 一定期間実行が継続されるビジネスプロセスの自動化
- ユーザーからの入力とアクションについての推論
- 過去の記録からコンテキストを理解する
- ユーザーからのフィードバックによって学習を行う
具体的には、Copilotに対して処理の内容と手順を「インストラクション」で具体的に説明し、「トリガー」となるプロセスを指定。さらに参照すべき「ナレッジ」を指定し、どのような「アクション」を行うかも指示します。
Copilot Studio上でテスト実行などの確認も可能。
これによりCopilotはバックグラウンドで実行を開始し、トリガーによって一連の処理を自律的にこなす機能を備えるようになります。
例えば、注文データを受け取ったら受注処理をし、在庫確認のうえ在庫切れの商品に対するインテリジェントな推奨や代替品の作成、そして顧客への発送まで、注文処理に関する一連のプロセスをCopilotが処理できるようになると説明されています。
Microsoft Build 2024
- [速報]GitHub Copilot extensions発表。CopilotがDockerやAzureなどサードパーティの専門家へ拡張、プログラマの質問に答えてくれる
- [速報]マイクロソフトが「Team Copilot」発表。生成AIが会議のファシリテーターやプロジェクト管理を実行
- [速報]マイクロソフト、自律型AIソフトウェアエンジニア「Devin」のCognition AIと提携を発表。Azure上でDevinを提供へ
- [速報]Microsoft Copilotを誰でもカスタマイズして共有できる新機能を発表
- [速報]マイクロソフト、Copilotを一連のタスクを自律的に実行できる「エージェント」へと拡張。受注したら在庫確認して顧客へ発送などが可能に
- [速報]マイクロソフト、PCに話しかけながら画面を操作するだけで生成AIがRPAフローを自動生成してくれる、Power Automate「AIレコーダー」発表
- [速報]マイクロソフト、独自Armプロセッサ「Cobalt」を用いた仮想マシンをAzureでプレビュー公開開始
- AzureについてCopilotが何でも教えてくれる「GitHub Copilot for Azure」発表。操作方法からプログラミング、デプロイの方法まで
- マイクロソフト、「Copilot Connectors」発表。CSVファイルからOracle、Salesforceなどさまざまなサービスやデータソースと接続しAIが理解
あわせて読みたい
[速報]マイクロソフト、PCに話しかけながら画面を操作するだけで生成AIがRPAフローを自動生成してくれる、Power Automate「AIレコーダー」発表
≪前の記事
[速報]Microsoft Copilotを誰でもカスタマイズして共有できる新機能を発表