AWS、WebアプリからAmazon S3にアクセスできるUIコンポーネント「Storage Browser for S3」正式リリース
Amazon Web Services(AWS)は、Webアプリケーションに追加することでAWSのオブジェクトストレージであるAmazon S3に簡単にアクセスできるUIコンポーネント「Storage Browser for S3」が正式版となったことを発表しました。
Webアプリケーションに追加することで、許可されたエンドユーザーが権限に基づいてAmazon S3のデータに対してブラウズ、アップロード、ダウンロード、コピー、削除などの処理ができるようになります。
Storage Browser for Amazon S3はオープンソースとして提供されており、AWSを基盤としたWebアプリケーション開発のためのフレームワーク「AWS Amplify」のUIライブラリ「Amplify UI」のReactコンポーネントとして提供されます。
9月に公開されたアルファ版に対して今回の正式版では、ファイル名に基づいたデータ検索、アクセス可能なデータのコピーと削除が可能になりました。また、アップロードされるデータのチェックサムを計算し、チェックサムに合わないデータのアップロードがブロックされるようになりました。
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