AWS、WebアプリケーションからAmazon S3にアクセスできるUIコンポーネント「Storage Browser for S3」、オープンソースとして公開

2024年9月9日

Amazon Web Services(AWS)は、Webアプリケーションに追加することでAWSのオブジェクトストレージであるAmazon S3に簡単にアクセスできるUIコンポーネント「Storage Browser for S3」をオープンソースとして公開したことを発表しました

Storage Browser for S3「Storage Browser for S3」のデモ画面から。フォルダの作成やデータのダウンロード、アップロードなどが可能

Storage Browser for S3を使用することで、ユーザーに対してアクセスすることを許可されたAmazon S3のデータのみをWebブラウザ上に表示し、データの参照、ダウンロード、アップロードができるようになります。

また、リクエストを自動的に最適化し、高スループットのデータ転送を実現します。

Amplify UIのUIコンポーネントとして提供

Storage Browser for S3は、AWSを基盤としたWebアプリケーションの開発を簡単に実現するための一連のフレームワークである「AWS Amplify」のUIコンポーネント「Amplify UI」の1つとして提供されます。

Amplify UIはすでに40以上のコンポーネントが用意されており、Storage Browser for S3のデザインはアプリケーションに合わせてカスタマイズが可能です。

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Storage Browser for S3はアルファ版としてデベロッパープレビューのステータスとなっており、フィードバックを募集中。現時点ではAPIが変更される可能性があるため、本番環境での利用は推奨されていません。

Amazon S3にアクセスするWebアプリケーションのニーズは多数あり、その用途向けにAWSが開発する純正のコンポーネントが登場したことの意義は大きいと言えるでしょう。

2024年12月、正式リリースされました

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Junichi Niino(jniino)
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