AWS、ノーコードでAmazon S3を操作するWebアプリが作れる「AWS Transfer Family web apps」発表
AWSは、Amazon S3に対してファイルのブラウズやアップロード、ダウンロードなどが行えるWebアプリケーションをノーコードで簡単に作れる新サービス「AWS Transfer Family web apps」を発表しました。
「AWS Transfer Family web apps」は、同時に発表されたプログラマ向けのUIコンポーネント「Storage Browser for S3」を用いてAWSが開発したWebアプリケーションがベースとなっています。
そのため、できることは基本的にAWS Transfer Family web appsと同じく、Amazon S3のデータに対してブラウズ、アップロード、ダウンロード、コピー、削除などです。
それをユーザーがノーコードでカスタマイズできるようになっているため、プログラマでなくともAmazon S3のデータをダウンロードしたり、アップロードしたりするためのWebアプリケーションが簡単に作れるようになります。
下記はAWSのブログ「Announcing AWS Transfer Family web apps for fully managed Amazon S3 file transfers」で紹介されているカスタマイズ画面です。
AWS Transfer Familyのメニューに、「Web apps」の項目が選択可能になっており、これを選択することで、ノーコードでのAWS Transfer Family web appsを作り始めることが出来ます(下記の赤線はPublickeyによる)。
画面の指定に従ってWebアプリケーションの設定をしていきます。下記はパーミッションの設定。
Webアプリケーションのページタイトル、ロゴ、ファビコンの設定も可能。
そのほかの設定などを画面に沿って行っていくことで、下記のファイルブラウザのようなWebアプリケーションが作れます。
フォルダアイコンをクリックしてフィルダの内容を参照したり、ファイルのアイコンをクリックしてダウンロードしたりできます。
AWSは日本時間の本日(2024年12月3日)から、米ラスベガスで年次イベント「AWS re:Invent 2024」を開催します。すでに開催に向けて多くの発表が行われており、Publickeyでは今年もそれらの情報をいち早くお届けする予定です。