AWS、生成AIのトレーニングに最適化した独自プロセッサ「AWS Trainium3」発表。Trainium2の2倍の性能に
Amazon Web Services(AWS)は、米ラスベガスで開催中のイベント「AWS re:Invent 2024」で、生成AIや機械学習のトレーニングに最適化した独自プロセッサ「AWS Trainium3」を発表しました。
AWSは2020年12月のAWS re:Invent 2020で、従来のプロセッサやGPUを用いた場合よりも高速で安価なトレーニング処理を実現する独自プロセッサとして「AWS Trainium」を発表しました。
そして昨年(2023年)のAWS re:Invent 2023で第二世代となる「AWS Trainium2」発表し、今回のTrainium3の発表に合わせて正式サービスへの投入が発表されました。
AppleはこのAWS Trainium2を早い段階で評価し、トレーニングの効率が50%向上することが期待できると基調講演で紹介しています。
そして今回発表されたAWS Trainium3はAWSにとって初の3ナノメータープロセスを用いて製造されるプロセッサで、AWS Trainium2の2倍の性能と40%の電力効率の向上を実現すると説明されています。
AWS Trainium3は来年(2025年)登場予定です。
AWS re:Invent 2024バックナンバー
- AWS、WebアプリからAmazon S3にアクセスできるUIコンポーネント「Storage Browser for S3」正式リリース
- AWS、ノーコードでAmazon S3を操作するWebアプリが作れる「AWS Transfer Family web apps」発表
- AWS上にOracle Cloudを持ち込んだ「Oracle Database@AWS」、限定プレビューの申し込みを開始
- AWS、VMware社ではなくAWS自身が提供する「Amazon Elastic VMware Service」プレビュー公開
- [速報]「Amazon Aurora DSQL」プレビュー公開、事実上無限にスケールする高性能なPostgreSQL互換の大規模分散データベース
- [速報]Amazon、自社開発の基盤モデル「Amazon Nova」発表。テキストから画像や動画の生成、マルチモーダルまで対応
- [速報]コーディング支援AIのAmazon Q Developer、新機能としてユニットテストの生成、コードからドキュメント生成、コードレビューなど追加
- AWS、生成AIのトレーニングに最適化した独自プロセッサ「AWS Trainium3」発表。Trainium2の2倍の性能に
- AWS、100以上の生成AIの基盤モデルが選べる「Amazon Bedrock marketplace」発表
- 「Amazon Bedrock」が生成AIのコストを最大90%節約できるプロンプトキャッシング機能など新機能を搭載
あわせて読みたい
AWS、100以上の生成AIの基盤モデルが選べる「Amazon Bedrock marketplace」発表
≪前の記事
[速報]コーディング支援AIのAmazon Q Developer、新機能としてユニットテストの生成、コードからドキュメント生成、コードレビューなど追加