AWS LambdaがRuby 3.3をサポート開始。新しいAmazon Linux 2023ランタイム上で提供
Amazon Web Services(AWS)は、サーバレス基盤として提供しているAWS LambdaでRuby 3.3のサポートを開始したと発表しました。
Ruby 3.3は昨年(2023年)12月にリリースされた最新版のRubyです。パフォーマンスとメモリ使用量を大幅に改善したYJITコンパイラを搭載し、M個のRubyスレッドをN個のOSのネイティブスレッドで管理することでスレッドの生成管理コストを抑えることができるM:Nスレッドスケジューラなどの新機能が搭載されています。
参考:Ruby 3.3正式リリース。YJITコンパイラの大幅な性能向上、RubyのスレッドスケジューラとしてM:Nスレッドスケジューラ導入など新機能
AWS LambdaのRuby 3.3ランタイムは、AL2023 minimal container imageをベースにした新しいAmazon Linux 2023ランタイム上に構築されています。これにより、Amazon Linux 2ベースのランタイムよりも大幅に小さいフットプリント、glibcなど一般的なライブラリのアップデート、新しいパッケージマネージャなどが提供されています。
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