Android 15は変体仮名をデフォルトでサポート、Googleが発表
Googleは、現在開発中のモバイルデバイス向けOS「Android 15」で日本語の変体仮名をデフォルトでサポートすることを「Android 15 β2」とともに明らかにしました。
Android 15では、変体仮名を含むフォントファイルがバンドルされるようになるため、デフォルトで変体仮名による入出力が可能になります。
変体仮名とは、現在広く使われている平仮名とは異なる字体の仮名で、古文書などでしばしば使われていました。現在でも蕎麦屋の看板などで使われています。
Googleは変体仮名のサポートにより、アートワークやデザインに独特のセンスを加えることができ、また、日本の古文書の正確な伝達と理解の保存にも役立つと説明しています。
バッテリーの効率向上、メモリ集約型の性能向上など
その他、Android 15β2では主に以下のような新機能が追加されると紹介されました。
- アプリをアクティブな状態で実行し続けるフォアグラウンドサービスは、dataSyncとmediaProcessingについて6時間でタイムアウトすることで、バッテリーの利用効率などを向上。
- メモリのページサイズに関して標準の4KBページに加えて16KBページがサポートされ、メモリ集約型のワークロードのパフォーマンスが向上しやすくなる。
- 中国語、日本語、韓国語用のフォントファイルNotoSansCJKがバリアブルフォントになり、太さのウェイトを自由に操作できるようになる。
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