コードのペースト先をAIが自動判別、別プログラミング言語への変換や、変数名、関数名を自動変換してくれる「Smart Paste」機能、Codeiumが提供開始
生成AIによるプログラミング支援ツール「Codeium」を提供しているCodeiumは、コードをコピー&ペーストする際にAIが自動的にエディタ上のプログラミング言語を判別し、コードをペースト先のプログラミング言語に変換する機能などを備えた新機能「Codeium Smart Paste」(以下、Smart Paste)の提供開始を発表しました。
Found the perfect answer on the internet? But the sample code is in Python, and your project is not? Time for some manual work to translate the answer...
— Codeium (@codeiumdev) August 21, 2024
Not with Smart Paste!
Paste code directly to a desired language while matching variable and function names. pic.twitter.com/hK7YjkTbSz
Codeiumは生成AIを用いたコードの補完やプロンプトによるコードの自動生成などの機能を提供するツールです。個人は無料で利用可能です。GitHub Copilotの競合といえるでしょう。
AIがペースト先を自動判別し、コードを変換
Smart Pasteによるプログラミング言語の変換は、自動的に行われます。下記はデモ動画から、プログラミング言語の自動変換例です。
まず、Pythonのコードをコピーします。
コードエディタのGo言語のページにペーストしようとすると、クリップボード内のPythonコードが自動的にGo言語に変換されてペーストされます。
プログラミング言語の変換だけでなく、ペースト先のコードの内容に合わせて変数名や関数名も自動的に変更してくれると説明されています。
このSmart Pasteにより、既存のコードを別のプログラミング言語へマイグレーションする作業や、別のプログラミング言語で書かれているサンプルコードの活用、スニペットのコードを利用する場合の変数名や関数名の整合性の確保などが容易になることが期待されます。
Smart PasteはVisual Studio CodeにCodeiumをインストールした環境で利用可能。今後JetBrains IDEにも対応する予定とされています。
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