マイクロソフト、初心者向け生成AI学習教材「生成AIアプリケーションの開発を始めるために必要な全知識を学べる12講座」を無償公開
マイクロソフトは、初心者が生成AIのアプリケーション開発を学べる無償の学習教材「生成 AI アプリケーションの開発を始めるために必要な全知識を学べる 12 講座」日本語版を昨年(2023年)末から公開しています。
コースの内容には、大規模言語モデル(LLM)がどのように動くかを理解する。「生成 AI と大規模言語モデルの紹介」、ユースケースに適したAIモデルを選択できるようにする「様々なLLMの調査と比較」、プロンプトの構造と使用法の理解のための「プロンプト・エンジニアリングの基礎」、埋め込み技術を利用したデータ検索アプリケーションを構築する「Vector Databasesを利用した検索アプリケーションの構築」、外部APIからデータを取得するためFunction Callingを設定する「Function Callingとの統合」など、入門的な内容から高度なアプリケーションの開発まで多岐にわたるレッスンが用意されています。
レッスン内容は日本語による説明と図で構成
各レッスンのページには英語による解説動画が表示され、その下に日本語を含む各言語(日本語、英語、ポルトガル語、中国語が選択可能)と図で、動画の内容が解説されています。
日本語の場合は、基本的にこの解説を読み進めていくことでレッスンを進めていくことになります。下記が公開されたレッスンの内容です。
- 00:このコースを始めるための準備
- 01:生成 AI と大規模言語モデルの紹介
- 02:様々なLLMの調査と比較
- 03:責任ある生成 AI の利用
- 04:プロンプト・エンジニアリングの基礎
- 05:高度なプロンプトの作成
- 06:テキスト生成アプリケーションの構築
- 07:チャットアプリケーションの構築
- 08:Vector Databases を利用した検索アプリケーションの構築
- 09:画像生成アプリケーションの構築
- 10:ローコード AI アプリケーションの構築
- 11:Function Calling との統合
- 12:AI アプリケーション用の UX デザイン
- xx:学習の継続
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生成AIを無償で学べる教材としては、Google Cloudも2023年10月に「The Arcade」を公開しています。
参考:Google Cloud、無料で生成AIを学べる教材「The Arcade」を公開。ゲーム感覚でポイントを稼ぎ、賞品も獲得可能
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