2028年までにエンタープライズソフトウェアエンジニアの75%がAIコードアシスタントを利用するとの予測。ガートナー
米ガートナーは、2028年までにエンタープライズソフトウェアエンジニアの75%がAIコードアシスタントを利用するとの予測を明らかにしました。
同社の調査によると2023年第3四半期の時点で、60%の企業や組織がAIコードアシスタントの試験的導入、導入の途中、もしくは導入済みであるとしました。
AIアシスタントは単にコード補完や生成にとどまらない利点
同社によると、AIによるコードアシスタントは単にコードの補完や生成にとどまらない利点を提供すると説明しています。
その利点とは、開発者とのブレーンストーミングにより開発者の作業効率を向上させ、コード品質を向上させることで開発者が継続的にスキルアップし、プログラミングフレームワーク全体に習熟できるようにする効果があり、開発者の仕事の満足度と定着率の向上につながり、離職に伴うコストを削減するとのことです。
そして導入に当たり、単にコスト削減のような従来のメトリクスで判断するのではなく、下図に示されるような組織全体に対してAIアシスタントがどのようなリターンを実現するかで検討すべきとしています。
あわせて読みたい
Rust言語、WebAssemblyでコンポーネントモデルを実現する「WASI Preview 2」対応を発表
≪前の記事
Google Cloudが「Cloud TPU v5p」発表、AI処理に特化したプロセッサ。前世代より2.8 倍高速に大規模言語モデルをトレーニング。Google Cloud Next '24