Pythonの高速なスーパーセット「Mojo」がAppleシリコン搭載のMacにまもなく対応
Modular社はPythonの高速なスーパーセットだと同社が位置づけている開発中の新言語「Mojo」が、今月(2023年10月)中にAppleシリコンを搭載したMacに対応予定であることを明らかにしました。
Mojo is coming to Apple Silicon before the end of October!
— Modular (@Modular_AI) October 11, 2023
Here’s a sneak-peak using Infermo - https://t.co/7KEV3G5xj7 - created by @fe_tilli to train a model for digit recognition pic.twitter.com/q350IS2oDl
MojoはPython互換として既存のTensorFlowやPyTorchなどをそのまま実行可能で、かつPythonよりも3倍から25倍もの高速で実行可能としています。
さらにPythonのようなモダンなプログラミング言語の構文を用意しつつ、スタティックなメタプログラミングの能力も持ち、Rustのようなオーナーシップとライフタイムの仕組みを、より分かりやすく提供するとしました。
さまざまなCPUやGPU、xPUを活用して、さらに高速な実行も実現するとも説明されています。
今回明らかにされたAppleシリコン対応Mac版Mojoのデモは、純粋のMojoだけのコードで開発された「Infermo」と名付けられた機械学習ライブラリが使われています。
その画面では、「GPU:Apple M2 max」の表示も見えます。もしかしたらAppleシリコンに統合されたGPUも活用しているのかもしれません。
現在MojoはLinux版が提供されており、Mac版とWindows版の登場が待たれていましたが、先に登場するのはMac版のようです。
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