ヘッドレスブラウザ+Puppeteerが使える「Cloudflare Workers Browser Rendering API」がオープンベータに
Cloudflareは、同社のサーバレス基盤であるCloudflare Workersを通じてヘッドレスブラウザとそれをコントロールするPupeteerを呼び出せる「Workers Browser Rendering API」(以下、Browser Rendering API)のオープンベータを発表しました。
これまではBrowser Rendering APIはクローズドベータとして一般ユーザーには開放されていませんでしたが、オープンベータ化によりウェイトリストに登録したユーザーから利用できるようになると説明されています。
The Workers Browser Rendering API allows developers to programmatically control and interact with a headless browser instance, and create automation flows for their applications. Today we enter the open beta and start onboarding customers. https://t.co/VCErlgTcfK #DeveloperWeek
— Cloudflare (@Cloudflare) May 19, 2023
Browser Rendering APIは、同社のエッジロケーションにあるデータセンター内でコンテナランタイムのgVisorを用い、ヘッドレスブラウザとしてChromiumのインスタンスが起動しプールされています。それをPuppeteerを一部カスタマイズしたバージョンを経由して操作できるサービスです。
これにより同社のサーバレス基盤であるCloudflare WorkersからWebサイトの操作や画面キャプチャなどが可能になります。
現在では多くのアプリケーションがWebブラウザ上で提供されるため、それをプログラムから操作できるようにするためのシステムのニーズは高まっています。
一方で、そのためにヘッドレスブラウザとPuppeteerを用いるシステムの構築や運用には手間がかかり、並列化などでスケーラブルにすることも容易ではありません。
Browser Rendering APIは、そうした高いニーズのサービスをマネージドサービスとして提供してくれるため、多くの開発者にとって魅力的なサービスになると思われます。
2024年4月、正式サービス化が発表されました。
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