グレープシティが「メシウス」に社名変更を発表。文化オリエント→グレープシティ→メシウスへ
宮城県仙台市に本社を置き、帳票開発用のコンポーネント「ActiveReports」や表計算コンポーネント「SPREAD」、JavaScriptライブラリ「Wijmo」などを始めとする多くの開発者向けコンポーネント製品群などで知られるグレープシティは、11月1日付けで「メシウス株式会社」に社名変更することを発表しました。
社名変更は、2023年 1月に同社がアイ・シグマ・キャピタル株式会社と資本業務提携を行ったことで、次のステージへ歩みを進めるにふさわしい新社名にするためと説明されています。
「文化オリエント」として創業、海外でも通じる「グレープシティ」へ
同社は1980年に文化オリエント株式会社として創業し、1983年に沖電気工業「if800」対応の学校法人向け経理ソフトウェアの開発でソフトウェア事業に参入します。
1988年にMS-DOS対応BASIC用の「開発ツール・ライブラリシリーズ」を発売することで開発者向けのツール事業を開始、Visual Basicのカスタムコントロールが大ヒットしたことで開発者のあいだで広く知られる企業となりました。
2002年には、海外でも通じる社名にする目的で「グレープシティ株式会社」へ変更、2008年にはもともと同社が日本語化し国内で販売していたツールの開発元であったData Dynamics、2009年にはFarPoint Technologies、2012年にComponentOneと米国のソフトウェア企業を次々に買収し、事業規模を拡大。
現在では国内外に開発拠点と従業員を抱えるツールベンダとなっています。
参考:仙台に本社を置くグレープシティが、国内200人/海外800人の社員を抱えるグローバル企業になった意外な理由[PR]
参考:プログラマ向けの開発支援ツールビジネスで成長し続ける理由。グレープシティがツール事業参入30周年[PR]
あわせて読みたい
AWS、Apple M2 Pro搭載のMac miniを組み込んだ「Amazon EC2 M2 Pro Mac instances」提供開始
≪前の記事
サーバレスに最適化したJava実行基盤「GraalOS」、オラクルが発表。Javaをネイティブバイナリにコンパイルし瞬時に起動