Node.jsとJavaScriptアプリを単一の実行ファイルにする「Single Executable Applications」機能、Node.js 19.7.0で実験的機能として搭載
2月21日にリリースされたNode.jsの最新バージョン「Node.js 19.7.0」で、Node.jsとJavaScriptアプリケーションを単一の実行ファイルにパッケージングする新機能「Single Executable Applications」が実験的機能として搭載されました。
一般にNode.jsのアプリケーションをデプロイするには、Node.jsのインストールや環境設定をするところから始めなければなりません。
今回新しく実験的に搭載されたSingle Executable Applications機能を使うと、そのまま実行可能な単一の実行ファイルを作ることができるため、それを配置するだけで簡単にデプロイができるようになる見通しです。
Single Executable Applicationsでは、postjectと呼ばれる新しいコマンドが用意されます。これを用いてNode.jsにJavaScriptファイルを埋め込み、単一の実行ファイルを生成します。現時点では単一のCommonJSファイルのみに対応すると説明されています。
対応するOSはWindows、macOS、Linux(AMD64のみ)となっています。
詳細については、ドキュメント「Single Executable Applications」をご覧ください。
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