マイクロソフトが「.NET Aspire」発表。クラウドネイティブの開発と運用を容易にする新ソフトウェアスタック。.NET 8の一部として提供予定
マイクロソフトは、クラウドネイティブなアプリケーションの開発と運用を容易にする新しいソフトウェアスタック「.NET Aspire」を発表しました。
.NET Aspireを利用することでオブザーバビリティが向上し、分散アプリケーションを構成する各サービスの状態把握や処理のトレースなどを簡単に行えるため、問題の把握や対応が容易になります。
Build observable, production-ready cloud native applications.
— .NET (@dotnet) November 14, 2023
Introducing .NET Aspire an opinionated stack for building resilient, observable, and configurable cloud-native applications with .NET.
Learn more https://t.co/PIHXk5nH2k #dotNETAspire pic.twitter.com/ROQyonlbjS
AspireはRedisなどのコンポーネントとクライアントライブラリから構成されます。
そしてクラウドネイティブなアプリケーションに対してログやメトリクスの参照、分散トレース、依存関係などを把握できるダッシュボードを提供します。
ダッシュボードを通じて分散しているサービスを一覧し、ログなどの表示が可能。問題があるサービスには赤丸を表示するなど、クラウドネイティブな分散アプリケーションの状態把握を容易にします。
さらに「Traces」機能では、ユーザーの操作が一連のサービスでどのように処理されたかを分散トレース可能です。
.NET Aspireは現在プレビュー版が公開されており、来春に.NET 8の一部として正式版となる見通しです。
あわせて読みたい
[速報]マイクロソフト、Armベースのクラウド向け独自プロセッサ「Microsoft Azure Cobalt」発表。高い電力効率を提供。Ignite 2023
≪前の記事
Blazor WebAssemblyとBlazor Serverが統合、フルスタックUIフレームワークに進化。サーバサイドレンダリングも可能に