「KubeVirt 1.0」正式リリース。Kubernetesで仮想マシンもコンテナも管理可能に
Cloud Native Computing Foundationは、仮想マシンをKubernetesで管理可能にする「KubeVirt」がバージョン1.0に到達したことを発表しました。
Kubernetesは起動中の多数のコンテナを管理し、ワークロードを割り当てるなど、コンテナベースのオーケストレーションツールとして開発されました。
KubeVirtはそのKubernetesにおいて、コンテナと同じように仮想マシンを管理可能にするソフトウェアです。
QEMUとlibvirtで仮想化レイヤをコンテナ化
具体的には、QEMUとlibvirtが用いられた仮想化レイヤをKubernetesで扱わせることが可能になります。
これにより例えばデータベースのようなコンテナよりも仮想マシン上で実行することが望ましいと考えられるアプリケーションを、仮想マシンのままでKubernetesを用いて管理可能です。
またシステム管理者はコンテナと仮想マシンをすべてKubernetes上のリソースとして統一的に管理できるようになります。
KubeVirtを用いることで、サービスメッシュのIstio、CI/CD構築ツールのTekton、GitOpsツールのArgoCDなど、Kubernetesをベースにしたさまざまな関連ツールにおいても、仮想マシンを扱えるようになります。
(追記:2023/7/14 13:40 - 当初タイトルと内容の一部に「Kubernetesで仮想マシンをノードとして利用可能に」と記述していましたが、仮想マシンをノードとして扱うという記述は間違っておりました。タイトルと内容について、一部を修正しました。ご指摘ありがとうございました)
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