JavaScriptランタイム「Bun 1.0」正式リリース。Windows版もまもなく登場へ
JavaScriptランタイム「Bun 1.0」正式版がリリースされました。
BunはJavaScriptとTypeScriptのランタイム機能を備えるだけでなく、トランスパイラ、バンドラ、タスクランナーなど、JavaScript/TypeScriptのツールチェーンを統合したソフトウェアです。
Node.jsと入れ替えてそのまま利用できる互換性を備えており、その上でNode.jsよりも高速な実行速度を実現していると説明されています。
JavaScriptエンジンにはSafariに搭載されているJavaScriptCoreを採用。データベース機能としてSQLiteも搭載し、npmパッケージマネージャとしての機能も備えています。
主な開発言語としてZigを採用し、メモリ管理などを含む低レイヤでの実装がBunの高速な動作を支えています。
Bunの高速性を強調
Bun 1.0の発表では高速性が強調されています。例えば下記はTypeScriptでの「hello world」の実行速度。
Remixプロジェクトのインストール速度も圧倒的に速いことを紹介。
esbuildのベンチマークでも高速なことが示されました。
Windows版も間もなく登場へ
今回バージョン1.0となったBunはLinux版とMac版が提供されています。
Windows版は現時点で実験的なビルドが作られており、数週間以内にさらに改善されていくとのことなので、間もなく公開されるものと見られます。
あわせて読みたい
Pythonの高速なスーパーセットをうたう新言語「Mojo」、コンパイラなど公開、ローカル環境で利用可能に
≪前の記事
Google、AWS Nitro対抗の独自開発したクラウド基盤システム「Google Titanium」投入を発表