ファイル連携ミドルウェア「HULFT」がクラウドサービスに。iPaaSとして「HULFT Square」をセゾン情報システムズが提供開始
セゾン情報システムズは、代表的なファイル連携ミドルウェアとして知られる「HULFT8」と、ノンプログラミングでさまざまなサービスやシステムを接続してデータ連携を実現する「DataSpider Servista」の機能をクラウド化した新サービス「HULFT Square」の提供開始を発表しました。
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HULFT Squareは、クラウドサービスを統合するプラットフォームサービス、いわゆるiPaaSとして位置づけられており、AWSやMicrosoft Azure、Google CloudやSalesforce、Slack、Kintone、ServiceNow、Boxなどクラウドサービスとの接続、Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQL、JDBCなどデータベースとの接続機能、ExcelやCSV、固定長や可変長などのファイルデータ、FTPやRESTといったプロトコルなどさまざまなデータの連携に対応します。
その上でデータの整形や加工、変換、突合といったデータ統合の機能や、いわゆるETL(Extract/Transform/Load)処理の機能も備えています。
これによってSaaS同士やSaaSとオンプレミスとの連携、企業内のシステム間連携、基幹システムとの連携、マルチクラウド化やデータウェアハウスやデータ分析基盤へのデータの統合など、データを自由に連携や統合が可能。
データ連携の設定はプログラマによるコーディングを必要とせず、ドラッグ&ドロップなどによるノーコードで実現できるとしています。
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セゾン情報システムズは同社のミッションである「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る」を体現する製品としてHULFT Squareを開発し、顧客のDX実現を支援すると説明しました。
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HULFT Squareの利用料金は月額24万円から。
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