[速報]GitHub、開発サイクルの全場面でCopilotを提供する戦略。モバイルアプリ化、GitHub.comサイト上での提供など発表、GitHub Universe 2023
GitHubの年次イベント「GitHub Universe 2023」が米サンフランシスコで開幕しました。
1日目の基調講演では、AIに対して自然言語でプログラミングに関する質問ができるCopilotをモバイルアプリ化した「Copilot Chat in Mobile」が発表されました。
iOSとAndroidに対応。これによりプログラマはいつどこでも、プログラミングの質問ができるとしています。
また、Copilot ChatがJetBrainsの統合開発ツールでも利用可能になることが発表されました。
さらにGitHub.com上でもCopilot Chatが利用可能になると発表されました。
コードエディタを開かなくても、GitHub.com上でCopilotとチャットで対話し、コードの説明やテストコードの自動生成、プルリクエストの説明の生成などが可能になります。
また、Copilot Chatは来月(2023年12月)に正式サービスとなることも発表されました。
GitHubは開発サイクルのあらゆる場面でCopilotを提供
GitHubは今回のイベント「GitHub Universe 2023」で、GitHub自身を「AI-Powerd developer platform」であると再定義しています。
そしてCopiloによるAIの能力を、プログラミングの場面におけるコード生成や説明だけでなく、開発サイクルのあらゆる場面で提供する戦略を明らかにしました。
GitHubはCopilotをすでにVisual Studio CodeやVisual Studioなどのコードエディタ上で利用可能にしており、今回その対応をJetBrainsの開発ツールに拡大しました。
また、コマンドラインでのCopilot対応も開発中であることを今年(2023年)2月に発表しています。
参考:うろ覚えのシェルやGitコマンドでも大丈夫。自然言語でコマンド入力を支援する「GitHub Copilot CLI」、プロトタイプ公開に向け登録開始
そして今回、Copilot Chatのモバイルアプリ化を発表し、またGitHub.com上でもCopilot Chatを利用可能にすると発表しました。
これらの発表はすべて、開発ライフサイクルのあらゆる場面でCopilotの能力を提供するという前述の戦略に沿ったものだといえます。
GitHub Universe 2023
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