GitHub、Copilotの将来像となる「Copilot Workspace」発表。人間がコードを書くことなく、Copilotが仕様作成からコード作成、デバッグまで実行。GitHub Universe 2023
GitHubがCopilotの将来像「Copilot Workspace」を発表した。人間が書いたIssueを起点にCopilotが仕様作成からコーディング、ビルドなど、ほとんど全ての開発工程を自動的に実行してくれるものだ。
GitHubの年次イベント「GitHub Universe 2023」が米サンフランシスコで開幕。同社CEOのThomas Dohmke(トーマス・ドムケ)氏は1日目の基調講演の最後に、GitHub Copilotの将来像となる「Copilot Workspace」を発表しました。
Copilot Workspaceは、人間が書いたIssueを起点にCopilotがIssueに対応した仕様を書き、実装計画を示し、それに沿ってコーディングや既存のコードの修正を行い、ビルドをしてエラーがあれば修正まで行うという、コーディングのほとんど全ての工程をCopilotが自動的に実行してくれる、というものです。
人間は各工程でCopilotから示される内容を必要に応じて修正するか、そのまま見守ることになります。
Copilot Workspaceのデモ
下記は基調講演で示されたCopilot Workspaceのデモの画面キャプチャです。
Issueを起点に、Copilotは対応するSpecification(仕様)を作成。
それに沿ったPlan(実装計画)も生成します
実装計画に対して人間が追加変更なども行えます。
実装計画の内容に問題がなければ、「Implement」(実装)ボタンをクリック。
すると、Copilotによって既存のコードの変更や新規コードの生成が行われます。
できあがったコードをビルド。
コードは人間が修正可能。人間がコードを修正したものにエラーがあれば、Copilotがデバッグしてくれます。
実行してIssueの内容が実現できたと確認したら、プルリクエストを生成します。
人間はコードを書くことなく、Issueに対応できたことが示されました。
自然言語で記述したものがすぐに実装される
Copilot Workspaceは来年(2024年)にリリース予定とされています。そしてCopilot WorkspaceがリリースされればAIはプログラマの二番目の脳となり、自然言語で記述した機能を数分で提供できるようになることが期待されると説明されました。
2024年4月追記:テクニカルプレビュー開始
GitHub Universe 2023
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