うろ覚えのシェルやGitコマンドでも大丈夫。自然言語でコマンド入力を支援する「GitHub Copilot CLI」、プロトタイプ公開に向け登録開始
GitHubはコマンドラインでコマンドやオプションを入力する際にAIが支援してくれる「GitHub Copilot CLI」のプロトタイプを公開する
日常的にターミナル画面からコマンドラインインターフェイス(CLI)を使って仕事をしているITエンジニアであっても、使い慣れないシェルコマンドのオプションをなかなか思い出せないことや、めったに使わないGitコマンドを調べながら試してみる、といったことがあるのではないでしょうか?
GitHubの研究開発部門であるGitHub Nextは、自然言語でAIと対話しコマンドライン入力を支援してくれる「GitHub Copilot CLI」のプロトタイプ公開に向け、ウェイティングリストへの登録を開始しました。
下記はGitHub Copilot CLIの開発者の1人であるMatt Rothenberg氏のツイートです。登録開始はこのツイートで告知された模様です。
We're finally ready to start flagging users in to GitHub Copilot CLI
— matt rothenberg (@mattrothenberg) February 15, 2023
If you haven't already, please join the waitlist from the following page https://t.co/D73YFOWmnI
下記はデモ画面からのキャプチャです。Copilot CLIに対して、tsファイルのリストを出したいと質問すると、提案と説明などが表示され、最後に3つの選択肢として「This looks right, thank you!」(これです、ありがとう!)か、「Actually, I can be more specific. Let me clarify!」(もう少し設定を絞り込みたいです)か、「Cancel」(キャンセル)が表示され、これをカーソルで選択します。
これでよければコマンドが生成され、実行されます。
Gitコマンドにも対応しています。「ブランチを削除するのはどうすればよい?」と質問すると、同様に提案と説明などが表示され、さらにやり取りをすることができます。
詳しいデモの内容については、公式サイト「GitHub Copilot CLI」も合わせてご覧ください。
これで、度忘れしたコマンドを隣の同僚に聞いたり、検索したりする手間が減りそうですね。
2024年3月25日追記
GitHub Copilot in the CLIとして正式リリースされました。
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