[速報]ChatGPTを組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」は月額30ドルの追加料金で提供。マイクロソフトが発表。Inspire 2023
マイクロソフトは、日本時間7月19日未明から開催中のパートナー向け年次イベント「Microsoft Inspire 2023」において、Microsoft 365にChatGPTベースのAI機能を組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」を1ユーザー当たり月額30ドルの追加料金で提供することを発表しました。
Microsoft 365に自動生成機能などを追加
Microsoft 365 Copilotは、Outlookによる過去に受信したメールの内容を基にした新規メールの下書きを自動生成する機能、OneNoteに保存された顧客との議事録を基にしてWordで提案書を自動生成する機能、Wordファイルを基にPowerPointのスライドを自動的に作成する機能、Excelシートの内容を基に売り上げなどの分析を自動的に行う機能など、ChatGPTをベースにしたAIにプロンプトを与えることでさまざまな機能を提供します。
マイクロソフトは、Microsoft 365 Copilotに関連するデータはすべてMicrosoft 365でのアイデンティティやプライバシーに従って扱われ、また全てのデータはMicrosoft 365のテナントによって論理的に分離され保護されると説明しています。
1ユーザー当たり月額30ドルの追加料金で提供
Microsoft 365 Copilotは、Microsoft 365 E3、E5、Business Standard 、Business Premiumのユーザーに対して、1ユーザー当たり月額30ドルの追加料金で提供されます。
マイクロソフトは5月にMicrosoft 365 Copilotのアーリーアクセスプログラムを開始しているところです。今回、価格が発表されましたが、正式リリース日はまだ発表されていません。
Microsoft Inspire 2023
- [速報]マイクロソフト、Bing Chatで手書きの画像からHTML/CSSを生成可能に、冷蔵庫の中身から料理のアイデアも、新機能ビジュアルサーチ。Inspire 2023
- [速報]マイクロソフト、Metaの最新大規模言語モデル「Llama 2 」をAzureとWindowsでサポート。独自の生成的AIを開発可能に
- [速報]マイクロソフト、企業向け「Bing Chat Enterprise」プレビュー開始、個人ユーザーも月額5ドルで利用可能。Inspire 2023
- マイクロソフト、Azure OpenAI Serviceを東日本リージョンで提供開始(ほぼ確実に)
- [速報]ChatGPTを組み込んだ「Microsoft 365 Copilot」は月額30ドルの追加料金で提供。マイクロソフトが発表。Inspire 2023
あわせて読みたい
マイクロソフト、Azure OpenAI Serviceを東日本リージョンで提供開始(ほぼ確実に)
≪前の記事
IT系上場企業の平均年収を業種別にみてみた 2023年版[後編] ~ パッケージソフトウェア系、SI/システム開発系、クラウド/キャリア系企業